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堤真一、大石内蔵助を墓参し「決算!忠臣蔵」ヒット祈願も「申し訳ありませんでした」

2019年11月11日 16:48

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赤穂藩の討ち入り装束で 大石内蔵助や四十七士を墓参
赤穂藩の討ち入り装束で 大石内蔵助や四十七士を墓参

[映画.com ニュース] 俳優の堤真一とナインティナインの岡村隆史が11月11日、映画「決算!忠臣蔵」のヒット祈願を東京・港区の泉岳寺で行った。

2人は、赤穂藩の討ち入り装束で大石内蔵助や四十七士を墓参。だが堤は、演じた内蔵助が女好きなどの破天荒な設定だったため、「今までの大石とは全くイメージが違うので、この格好をしてお墓の前に立った時、心の中でつぶやいたのは申し訳ありませんでした」と苦笑いだ。

それでも、「冬の寒い京都での撮影の日々を思い出しました。この手甲は歴代の方から受け継がれていて、萬屋錦之介さんが使ったものです」と誇らしげ。公開が迫っているが、「すべてが終わった気分。不思議なことに、肩の荷が下りた気持ちです」と安どの表情を見せた。

一方の岡村は、「緊張と楽しさと、現場でいろいろなことを経験させていただき、この衣装をまた着せていただいた。身の引き締まる思いです」と神妙な面持ち。「お経が始まった瞬間に日が差してきてビックリした。喜んでいただけているんだ、素敵だなと思った」と感慨深げに話した。

以前、泉岳寺の近くに住んでいた時に空き巣に入られたそうで、「何もとられなかったんですけれど、高倉健さんからの手紙が置いてあって、多分空き巣が読んでただごとではないと思ったんでしょう。高倉健さんのパワー。伝説の泉岳寺です」と明かした。さらに、「同時になかなか強い外国の映画がある。それは混むでしょうけれど、まずは『決算!忠臣蔵』に足を運んでもらいたい。アニメ的なやつは、家で1を見てから…」と、執ように「アナと雪の女王2」を意識し、堤から「もうええわ」とツッコまれる一幕もあった。

中村義洋監督は、脚本執筆前とクランクイン前に同所を墓参しており「聖地のようなところで感無量」としみじみ。そして、「線香をあげた時、変わった感じ(の忠臣蔵)になりますが、大丈夫でしょうかと聞いたら『ええがな、ええがな』と聞こえた気がした。忠臣蔵は冬の風物詩。優しく見守ってくださいとお伝えしました」と話した。

決算!忠臣蔵」は、赤穂浪士の吉良邸討ち入りを予算の面から描いた異色の時代劇。11月22日から全国で公開される。

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