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上映中の火災、関係者の謎の死――“最も呪われた映画”の全貌を明かすドキュメンタリー、20年2月公開

2019年10月19日 09:00

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“尋常ではない危険性”が報じられた映画についてのドキュメンタリー
“尋常ではない危険性”が報じられた映画についてのドキュメンタリー

[映画.com ニュース]40年間封印されてきた“最も呪われた映画”の全貌を明らかにするドキュメンタリー「ANTRUM-THE DEADLIEST FILM EVER MADE(原題)」が、「アントラム 史上最も呪われた映画」の邦題で2020年2月7日より日本公開されることが決定。サイゾーが運営するTOCANA編集部による第2回配給作品となる。

70年代、アメリカのカリフォルニア州で撮影された映画「アントラム」は、「見た者に不幸をもたらす」「恐すぎる」と噂され、公開されることなく葬り去られたはずだった。しかし、88年、ハンガリーのブダペストで世界初上映が強行されると、上映中に火災が発生し、映画館が焼失。56名が犠牲となるという痛ましい事故が起きてしまった。その後、いくつかの映画祭で上映が企画されたものの、関係者が次々と謎の死をとげたことで、“呪われた映画”として誰も触れようとはしない作品となった。

時は巡り、現在。ドキュメンタリー映画作家のマイケル・ライシーニとデビッド・アミトが、長期間にわたる調査の結果、行方知らずだった「アントラム」の35ミリフィルムを発見した。2人は、新たに撮影された関係者、研究者たちの証言を交え、その封印を解くことを決意。「何が起きても、全ては見た人の自己責任」であるという“警告付き”で、ついに全世界に披露されることになった。

「見た人がマジで死ぬらしい」――TOCANA編集部が「アントラム」の存在を認識したのは、19年初頭のこと。当初は「この手の話はJホラーのお家芸、物珍しさに欠ける」と笑い飛ばしていたようだが、「Forbes」誌をはじめとする多数メディアで、同作の“尋常ではない危険性”が報じられたことで認識を改めた。そして「一切のタブーを排して世界の真実を伝える」というメディアとしての行動指針、公開によって“日本社会の人口減少を加速させるかもしれない”という若干の後ろめたさを感じつつも、配給を決意したようだ。

しかし、内覧会では「映写機が原因不明の故障」「周囲で怪奇現象が連発」と不穏な兆候が既に現れている。「完全に編集部の手に負えない状況である。『アントラム』は、作品自体が死神なのだ…! 本作を見たアナタがどのような事態に襲われようと、TOCANA編集部は一切の責任を負わないと断っておく。とはいえ、死に近づくことで味わえる新たな世界、そして危険と魅惑にあふれた感覚があることもまた事実。さあ、覚悟を決めたアナタ、今までに経験したことがない“死に直結する恐怖”をぜひ味わってほしい」(TOCANA編集部)とコメントを寄せている。

アントラム 史上最も呪われた映画」は、20年2月7日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国公開。


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