吉永小百合、亡き父に思いはせる 主演作「最高の人生の見つけ方」を見てもらいたかった
2019年10月8日 19:13

[映画.com ニュース] 女優の吉永小百合と天海祐希が10月8日、都内で行われた主演映画「最高の人生の見つけ方」(犬童一心監督)の公開直前イベントに出席した。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演した同名映画が原案。人生のほとんどを家庭のために捧げてきた主婦・幸枝(吉永)と、仕事だけに生きてきたセレブ社長・マ子(天海)。余命宣告を受けた2人が、入院中の少女が書いた「死ぬまでにやりたいことリスト」を代理で実行しようと、自らの殻を打ち破り、今まで気づかなかった“生きる喜び”に目覚める姿を描く。
吉永と天海が共演するのは「千年の恋 ひかる源氏物語」(2001)以来、2度目。“バディムービー”である本作では、そろって海外ロケに飛び回り、プロモーションでは全国行脚を敢行した。すっかり意気投合しており、吉永は「今日はどんな漫才、しましょうか?」。18年前の初対面を振り返り「背が大きい女だとお思いになったでしょう?」(天海)、「今も伸びてらっしゃるんでしょう?」(吉永)と宣言通り、息の合った“漫才”を披露した。
イベントには「父に感謝を伝えたい」という一般ファンが駆けつけ、父娘2人がステージに登場。吉永の大ファンだという父に向けて、吉永本人が感謝の手紙を代読し、会場は感動に包まれた。吉永も「30年前に亡くなった父を思い出し、少しセンチメンタルな気持ちです。この作品を父に見てもらえればと思う」と思いをはせていた。
また、劇中に登場する「死ぬまでにやりたいことリスト」にちなみ、吉永は「いっぱいありすぎるが、スポーツが大好き。オリンピックもありますし、空手をやってみたい。大好きな映画の現場で(演技を)やらせていただくためにも、健康管理もしっかりしたい」と声を弾ませる。一方の天海は、「日々幸せなことばかりでありがたいので、これ以上は望まないが、自分の仕事が誰かの役に立てれば」と話していた。
「最高の人生の見つけ方」は10月11日から全国公開。
(C)2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会
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