細野晴臣デビュー50周年記念展が開催 愛用の楽器、高校時代に描いた漫画や関連映画コーナーも
2019年10月3日 21:45

[映画.com ニュース]10月4日から東京・六本木ヒルズ展望台、東京シティビュー・スカイギャラリーで開幕する、細野晴臣デビュー50周年記念展「細野観光1969-2019」の内覧会が10月3日あり、細野晴臣氏がオープニングセレモニーに登場した。
愛用のギター8本を積み上げた「ギタータワー」をバックにした細野氏は、「高齢者のためにこんなことを申し訳ない…」と恐縮しながら登場。「50年を一度に見せるなんてとんでもないこと。僕に興味がある人は面白いと思うので、気楽に見て欲しい。興味がない人も、一人の生きる老人の標本として楽しんで」と展示をPR。「最近絵は描いてないけど割と上手かった」という高校時代に描いた漫画や、その後の創作に関するメモを記したノート類も展示される。「井上陽水さんも50周年。生きていればこういうことがやってくる、死んでからのほうがよかった」とコメントしながらも「僕の人生は音楽に尽きる。ぜひ音楽を聞いて欲しい。あと10年はできるので、晩年をどう生きるか」と今後の活動への展望を語った。
同展は、はっぴいえんどやYMOでの活動をはじめ、戦後日本の音楽シーンに多様な影響を与え続けてきた細野氏の軌跡を辿る「細野晴臣デビュー50周年企画<細野さんに会いに行く>」プロジェクトの一環で、細野氏の音楽家としての業績のみならず、造詣の深い映画やアート・落語・漫画など、多様な関心事を細野氏の私物とともに紹介する。
展示は、デビュー50年の軌跡を、年代ごとに追ったビジュアル年表や、年代ごとに括った5つのブースを「観光」するように巡って鑑賞する構成だ。それぞれの時代で起きた現象や歴史、そして文化などに氏がどのように直面し、どのような音楽や世界観を描いてきたのか、楽器コレクション、音楽ノート、インタビュー集、ブックコレクションなど様々な展示物から、唯一無二の天才の創作の秘密を覗くことができる。
また、幼少期の音楽との出会いを皮切りに、「はっぴいえんど」「YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)」での活動、そしてソロとしての音楽活動など、細野晴臣の足跡をたどりながら、近年の活動を追ったドキュメンタリー「NO SMOKING」が、11月1日から公開される。
細野晴臣デビュー50周年記念展「細野観光1969-2019」は、10月4日~11月4日まで六本木ヒルズ52階の展望台、東京シティビュー・スカイギャラリーで開催。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
「SPIRIT WORLD スピリットワールド」あらすじ・概要・評論まとめ ~穏やかで洗練された、心に染み入る高崎の「天使の詩」~【おすすめの注目映画】
2025年10月23日 11:00
映画.com注目特集をチェック
スプリングスティーン 孤独のハイウェイ
【人生にぶっ刺さる一本】すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの面白そうな物語は…!
【ヤバすぎる世界へ、ようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”…予告だけで今すぐ観たい!
提供:ディズニー
火の華
【あまりにも凄すぎた】“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作――フィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ