「ミスティック・リバー」原作者、「荒野の用心棒」のコルト銃題材映画の脚本を担当
2019年9月29日 13:00

[映画.com ニュース]映画「ミスティック・リバー」「シャッター アイランド」の原作者として知られる米作家デニス・ルヘイン氏が、アメリカとメキシコの国境地帯を舞台にルール無き麻薬戦争の闇を描いた「ボーダーライン」の続編「ボーダーライン ソルジャーズ・デイ」でハリウッド進出を果たしたイタリアの俊英、ステファノ・ソッリマ監督の新作「Colt(原題)」の脚本家に起用されたことが明らかになった。米バラエティが独占で報じている。
もともとは、1989年に他界したマカロニ・ウエスタンの始祖セルジオ・レオーネ監督が、生前にテレビシリーズとして温めていた企画で、同監督の代表作「荒野の用心棒」(64)の劇中、クリント・イーストウッド扮する主人公のガンマンが使用していたコルト社の拳銃をモチーフに、一丁の拳銃が人から人の手に渡っていく過程を通して、持ち主と銃弾それぞれをめぐるドラマを描いた内容になるはずだった同作。2016年には、故レオーネ監督の製作会社レオーネ・フィルム・グループがテレビシリーズの制作を発表。ソッリマ監督がショーランナーと脚本、監督を務めることまで決まっていたが、その後進捗がなかった。
テレビシリーズ改め長編映画となった同作では、西部開拓時代を舞台に、偶然拳銃を手に入れた12~13歳の孤児3人組が、のっぴきならない事情から無法者へと成長していく姿が描かれるという。「英語作品にすると決めた時点で、一流のアメリカ人作家もしくは脚本家が必要だと考えました。イタリア人の私には、話し方や生活様式といったことも含めて、アメリカ人のキャラクターをリアルに描くことなど到底できないとわかっていましたからね」とルヘイン氏を起用するに至った経緯を明かしたソッリマ監督は、「もともと彼の大ファンで、著書は全て読んでいました。現代アメリカを代表する偉大な作家が脚本の執筆を引き受けてくれたのは、信じられないほどラッキーなことですよ」と興奮気味に語った。
レオーネ監督の娘ラファエラ&アンドレア・レオーネ製作のもと、「この映画で、スパゲッティ・ウエスタンというジャンルを、誕生の地であるイタリアに連れ戻したい」と意欲を燃やすソッリマ監督がメガホンをとる「Colt(原題)」は、20年冬にカナダでクランクイン予定。来年の夏には準備に入るべく、現在キャスティングを進めている。
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