夏美のスーパーカブも!制作資料400点以上を展示する「天気の子」展が開幕
2019年9月25日 14:00
[映画.com ニュース]新海誠監督の最新作「天気の子」(公開中)の貴重な資料を展示する「天気の子」展が9月25日、東京・松屋銀座で開幕した。絵コンテ、設定、作画、美術背景をはじめとした制作資料を400点以上展示し、その魅力と舞台裏に迫る展示イベント。オープニングセレモニーには、声優を務めた醍醐虎汰朗と森七菜が駆けつけた。
公開10週目を迎えて、累計動員982万人、興収が130億円を突破した「天気の子」。大ヒットの反響を聞かれると、醍醐は「うちのお母さんが、映画館で13回見てくれた。愛を感じます」と喜びの声。これに対し、森は「わたしはまだ5回……」と恐縮しながら、「町で気づいていただき、『今から晴れるよ』と声が聞こえることも」と話していた。
一足先に展示を見学し「想像よりも(展示数が)多くて。映画を見ていると、より面白く感じてもらえるはず」(醍醐)、「新海さんの絵コンテが見られるのがすごい。改めて、たくさんの皆さんが関わった壮大な作品なんだと知り、幸せが続く展示だった」(森)と感想を語った。また、9月27日からは水や風、フラッシュなどの効果を楽しめる4D版上映も始まり「楽しみです」と声をそろえた。
制作資料の展示に加えて、作品の舞台となる東京の美しい風景表現の数々を紹介。日本気象協会の協力のもと、物語の鍵となる気象現象を、専用装置を使って再現するほか、実際の観測器なども展示される。また、劇中で本田翼演じる夏美が運転するカブが、本田技研工業株式会社ものづくりセンターの製作協力で、カラーリングやディテールを忠実に“再現”した世界に1台の「天気の子」スペシャル・スーパーカブも展示されている。
会期中には、松屋銀座8階の「MGカフェ」と屋上の「美しくなるビアガーデン」にて、作品をイメージしたコラボメニューが登場。展示会オリジナルグッズも販売される