小栗旬、沢尻エリカとの濡れ場は「役者失格」 ムードに飲まれ触れず
2019年9月14日 13:06
[映画.com ニュース] 映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」の公開記念舞台挨拶が9月14日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、主演を務める小栗旬をはじめ、共演する沢尻エリカ、二階堂ふみ、千葉雄大、蜷川実花監督が登壇した。
太宰が死の直前に書き上げた小説「人間失格」の誕生秘話を、太宰を取り巻く女性3人の目線から描いた、実話に基づくオリジナルストーリー。沢尻が作家志望の愛人・静子、二階堂が最後の女・富栄を演じる。9月13日に全国320スクリーンで封切られ、「悔いのない作品づくりができた」(小栗)、「構想から7年。奇跡の連続が起こり、わたしにとっても大切な映画になりました」(蜷川監督)と感慨深げだった。
沢尻は、小栗との濡れ場を振り返り「こういうの、慣れていらっしゃると思ったら、全然(アプローチが)来なくて。もっと来いよと(笑)。あとで、意外にもあまりご経験がないと聞いて……」と舞台裏を暴露。蜷川監督からも「もっと触って、胸にいけって言っているのに、全然で」と追い打ちをかけられ、当の小栗は「あの日は本当、役者失格だなと。覚悟は決めていたつもりが、沢尻エリカのムードに飲みこまれました」と反省しきりだった。
一方、二階堂は、死期が近づく太宰と対峙する役どころで「小栗さんがガリガリにおやせになっていて。雪のシーンで、足が動かなくなったようで、塩水に足をつけていた。役者魂を見ました」。この発言に、小栗は「最後の最後で無理な減量をしてしまい、脱水状態になってしまった」と再び反省。当時、15キロ近く体重を落としたといい、蜷川監督も「見たことないくらいガリガリの小栗くんの写真が送られてきて……。日に日に顔色も悪くなるし、どこまで持つかなと」と回想した。千葉は、姉・静子の身を案じる弟を演じ「沢尻さんを守ろうと、燃えていましたね。撮影は平和に終わりましたが」と恐縮していた。
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