SEEDAのアルバムが原案、ヒップホップ青春映画「花と雨」が1月17日公開
2019年9月12日 12:00

[映画.com ニュース]日本のヒップホップ界で歴史的名盤と言われるSEEDAのアルバムを原案とした、音楽青春映画「花と雨」が、新進俳優、笠松将の主演で2020年1月17日公開される。
2006年に発表され、多くのアーティストに影響を与えたアルバム「花と雨」を原案に、SEEDAの自伝的なエピソードも交え、「現実と理想」「生と死」「アイデンティティの探求」など様々なテーマを通じ、何者かになりたい一人の青年が葛藤しながら成長する姿を描く。ミュージック・クリップやCMで数々の受賞歴を持ち「Perfume」や「水曜日のカンパネラ」「ゆず」「Bjork」らアーティストのMVを手掛ける映像ディレクター土屋貴史の長編映画初監督作。共演は大西礼芳、岡本智礼ら若手実力派のほか、つみきみほ、松尾貴史、高岡蒼佑らベテランも顔をそろえる。なお、SEEDA自身が音楽プロデュースを、MC・仙人掌が演技指導を担当した。
土屋監督は「この映画では、本当の自分の気持ちがわからなかったり、自分を変えようと願ったことがある人間が、世界の抑圧から自由になる瞬間を描いています。一人の若者が自分が何者かを探し、不器用ながら本当の自分を見つける手掛かりを得て、初めて自分や自分の周りの世界を把握します。同時に、成長することは常に何かを犠牲にすることでしかなし得ないということにも気づくのです」と作品のテーマを説明する。

オーディションを勝ち抜き、圧倒的なパフォーマンスで主人公を見事に演じきった笠松は「僕はこの作品と共に、一番に這い上がりたい。部室でSEEDAさんを先輩たちと聴いていた日々が懐かしいです。親切な映画ではないかもしれません。物語を追うことより、目の前の出来事一つ一つを楽しんでもらえたら嬉しいです。観た人によって見解が大きく異なる映画かなと思います。観終わった後の皆さんと早く話がしたいです」とコメントを寄せた。
幼少期をロンドンで過ごした主人公・吉田は閉塞的な日本の空気に馴染めないまま、高校生活を送っていた。次第に学校から距離を置く吉田にとって唯一ヒップホップだけが彼の拠り所だった。海外での活躍を目指す姉・麻里との約束を胸に、アーティストとして独り立ちするべく音楽に没頭する。しかし吉田は初めて自分の居場所を見つけたと思った矢先、チャンスを掴みかけては裏切られ、現実の厳しさに晒され次第に自分を見失い、最愛の姉とも別れることになる。ラッパーとして、1人の人間として、現実を乗り越えるべく立ち上がる吉田の姿を描く。
「花と雨」は、2020年1月17日からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。
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