菅田将暉&仲野太賀、ケタ外れの新人YOSHIを絶賛「グループ感奇跡的」
2019年9月9日 12:00

[映画.com ニュース] 大森立嗣監督のオリジナル脚本による最新作「タロウのバカ」の公開記念舞台挨拶が9月8日、東京・テアトル新宿で行われた。大森監督は出演のYOSHI、菅田将暉、仲野太賀、豊田エリー、植田紗々とともに登壇。今月6日の初日にもティーチインを行ったが、「公開3日目というのが新鮮。皆さんに見てもらえたことで、やっと完成です」と喜びをかみしめた。
社会の枠からはみ出した3人の少年が、拳銃を手にしたことによって過酷な運命を背負う問題作。菅田は「公開されて評価を見ると、いい感じで賛否が見事に50・50。絶好調です」としてやったりの笑みを浮かべた。
ファッション界で脚光を浴び、俳優デビュー作で主人公のタロウに抜てきされたYOSHIは、菅田を「将暉」と呼び捨てにするなど自由奔放で「ネットを見ると『こいつ生意気』、『タメ語じゃん』って書かれています」と、批判的な声も意に介していない様子。菅田も「狙い通りだな」とおう揚に構え、新たな才能を評価した。
さらに、「大事にしなければいけなかったのは、3人の時間。心の底からカメラの前で笑うことはまずない」と満足げ。仲野も、「将暉との関係性の中で、偉大な新人が登場したグループ感は奇跡的だった」と振り返った。
だが、YOSHIは泣くシーンについて「自分の中ではダサいことだと思っているので、決心するのが大変でした」と苦笑。菅田はその撮影でさえ、「この子が一生懸命泣こうとしているんですよ。集中できなくて、監督がほぐしてこいっていうから一緒にサッカーや野球をして、逆に体があったまっちゃったりもした。でも、あの顔は特別ですよ」と称えた。
YOSHIもうれしそうに、「大変なことも多かったけれど、本当に楽しい現場でした。何も考えず、体でフィールして見てほしい」と笑顔でアピール。大森監督も、「細かい説明をしなくても、俳優たちがそれぞれの引き出しを持っていて、コアなきつい部分も開けてくれた。感謝している」としみじみ話した。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント