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第13回田辺・弁慶映画祭コンペ部門、応募163作品から入選9作品決定!

2019年9月6日 11:00

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白磯大知監督「中村屋酒店の兄弟」
白磯大知監督「中村屋酒店の兄弟」
(C)田辺・弁慶映画祭実行委員会

[映画.com ニュース] 第13回田辺・弁慶映画祭コンペティション部門の入選作品が決定した。今年は4月18日から7月18日までの3カ月間にわたり募集を行い、応募総数163作品(男性128人、女性35人)の中から予備審査を経て9作品が入選した。

田辺・弁慶映画祭は、沖田修一瀬田なつき今泉力哉岨手由貴子飯塚俊光柴田啓佑など過去のコンペ部門入選・入賞監督がその後商業デビューを果たし、「若手監督の登竜門の映画祭」として注目されている。今年は、今泉監督「愛がなんだ」がヒットし、柴田監督の初長編作品「あいが、そいで、こい」が公開され、飯塚監督の最新作「踊ってミタ」の撮影が行われた。

今回選ばれたのは、白磯大知監督「中村屋酒店の兄弟」、今村瑛一監督「ビューティフル、グッバイ」、山浦未陽監督「もぐら」、下山珠生監督「やわらかくなる」、藤本匠監督「バカヤロウの背中」、芳賀俊&鈴木祥監督「おろかもの」、松尾豪監督「グラフィティ、グラフィティ!」、中川奈月監督「彼女はひとり」、そして竹中貞人監督「羊と蜜柑と日曜日」。入選監督の平均年齢は26.3歳と、若く新しい才能の作品が入選した。

この9作品は11月22日と23日の2日間にわたって上映され、24日の表彰式で弁慶グランプリ、キネマイスター審査員賞、観客賞、俳優賞、映画.com賞、TBSラジオ賞の各賞が審査のうえ発表される。今年の特別審査員は、掛尾良夫(城西国際大学メディア学部教授)、松崎健夫(映画評論家)、沢村敏(東京テアトル)に加え、映画監督の中野量太が務め、観客賞を選ぶ「市民審査員」を9月20日まで募集している。

11月22日から24日まで和歌山県田辺市の紀南文化会館で開催。コンペ部門入選作品は無料で鑑賞できる。各賞受賞作品は副賞として、翌年のテアトル新宿、シネ・リーブル梅田での上映権を得る。

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