「田辺・弁慶映画祭セレクション2019」前夜祭、5人の監督が意気込みや新作を語る
2019年6月21日 06:00

[映画.com ニュース] 「田辺・弁慶映画祭セレクション2019」が6月28日からテアトル新宿で開催されるが、「新世代!“田辺系”監督&俳優大集合!!」と題した前夜祭が19日夜、下北沢の本屋B&Bで開催され、インディーズ映画ファンらが詰めかけた。
毎年11月に和歌山県田辺市で開催されている田辺・弁慶映画祭は、多くの若手監督を輩出し、“インディーズの登竜門”と注目されている。今年のセレクションは、28日からの3週間、昨年の第12回で入賞した監督たちの受賞作、過去作、新作を特集上映。弁慶グランプリと女優賞は福田芽衣監督「チョンティチャ」、観客賞は近藤啓介監督「ウーマンウーマン」、キネマイスター賞と男優賞は石井達也監督「すばらしき世界」、TBSラジオ賞は野村奈央監督「からっぽ」、そして映画.com賞は品田誠監督「不感症になっていくこれからの僕らについて」が受賞している。
今年は併映として、福田監督が短編「90分バスロマンス序章」を撮り下ろし、石井監督はその福田プロデュースによるセルフドキュメンタリーの新作「万歳!ここは愛の道」を特別上映する。また、近藤監督は「ウーマンウーマンウーマン」として68分の新作に、野村監督も「からっぽ」を特別増補版に仕上げ、品田監督は新作短編「鼓動」を撮り下ろした。併せて各日とも出演者らが登壇するトークイベントを実施する。
前夜祭では5人の監督が登壇し、それぞれの作品の見所や今年のセレクションへの意気込みと不安を語り、新作の仕上がり状況なども説明。出演者も応援に駆けつけた。28日にオープニング上映される石井監督の新作「万歳!ここは愛の道」は、交際していた福田が二年分の記憶を失くし、そんな彼女にカメラを向け、真実の愛を追究しようとする作品で議論を呼び起こしそうだ。各監督は218席ある劇場を各回満席にするべく、チラシ配りやSNSなどによる宣伝活動、鑑賞券販売に取り組んでいる。
なお、TBSラジオ賞の副賞となる田辺・弁慶映画祭特別番組「おいしい!たのしい!私の紀州田辺 田辺・弁慶映画祭スペシャル」が6月23日に放送される。第13回田辺・弁慶映画祭は11月22~24日に開催。コンペティション部門の作品は7月18日まで募集している。
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