横浜流星、10代の頃は「いきがっていた」 飯豊まりえは「記事にしないで」とお願い
2019年9月6日 21:53

[映画.com ニュース] 作家・河野裕氏によるシリーズ累計90万部の人気小説を実写映画化した「いなくなれ、群青」の初日舞台挨拶が9月6日、東京・新宿バルト9で行われ、横浜流星、飯豊まりえ、矢作穂香、松岡広大、松本妃代、中村里帆、柳明菜監督が登壇した。
“捨てられた人間”がたどり着くという謎の島「階段島」で出会った悲観主義の七草(横浜)と、島にいることが納得できない幼なじみの真辺由宇(飯豊)。2人の奇妙だが平穏な日常が、ある事件をきっかけに崩れ始める。全国75スクリーンで封切り。柳監督は「設定がファンタジーな分、リアリティを大切に心から感じて芝居をしてもらおうと思った」と原作がもつ繊細な世界観へのこだわりを告白した。
この言葉を受け、横浜は「セリフも含めて、とても難しい世界観。実写化はすごく高い壁だと思った」とうなずき、「ここにいるみんなで一緒にリハーサルを重ね、入念な準備ができた」。それだけに「本当に幸せです。ひとりでも多くの皆さんに見てほしい」と強い手応えを示した。
飯豊も「あのリハーサルがなかったら、こういう風には撮れなかった。それくらい複雑で、簡単じゃない役柄だった」と明かし、「でも、すてきな作品にしたいという思いが強かったので、(リハーサルを)妥協しないで、粘ってやらせてもらった。自信をもってお届けできる作品になりました」と誇らしげだった。
作品のテーマにちなみ、自身が“なくしたもの”を問われると、横浜は「中学、高校といきがっていた自分ですね。ヤンチャで、カッコつけていたんです」と返答。ファンの歓声を浴びながら、「今振り返ると、輝いていたなって(笑)。あの頃があるから、今の自分がいる。この映画を見れば、どんな自分でも受け入れようと前向きに思えるはず」とアピールした。
同じ質問に対し、飯豊は「童心をなくしました」と答え、「小学生の頃、好きな人の名前を書いた消しゴムを使い切ると、両思いになれるおまじないが流行して。でも、大人になった今は、もう……」と苦笑い。とたんに恥ずかしくなったのか「これ、記事にしないでー」と記者に“お願い”する場面もあった。
(C)河野裕/新潮社 (C)2019 映画「いなくなれ、群青」製作委員会
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