成田凌主演「カツベン!」に草刈民代、上白石萌音らが出演! 無声映画のキャラクターに
2019年8月29日 05:00

[映画.com ニュース] 成田凌が映画初主演を務め、周防正行監督が5年ぶりにメガホンをとった「カツベン!」の追加キャストが発表され、草刈民代、城田優、上白石萌音、シャーロット・ケイト・フォックスが出演していることがわかった。それぞれが劇中に登場する無声映画のキャラクターに扮している。
映画れい明期の大正時代を舞台に、活動弁士を夢見る青年・染谷俊太郎(成田)が、小さな町の映画館に流れ着いたことから始まる“アクション×恋×笑い”の要素を織り交ぜたエンタテインメント。成田のほか、ヒロインを黒島結菜が演じ、永瀬正敏、高良健吾、井上真央、音尾琢真、竹野内豊、竹中直人、渡辺えり、小日向文世らが共演している。
本作に登場する無声映画は、周防監督が全て撮り下ろしたもの。「椿姫」(1921年版)、「金色夜叉」「ノートルダムのせむし男」「十誡」「不如帰」を再現するだけでなく、「南方のロマンス」「後藤市之丞」「火車お千」といった完全オリジナル無声映画も登場する。草刈と城田は「椿姫」のマルギュリットとアルマン、上白石は「金色夜叉」のお宮、ケイト・フォックスは「南方のロマンス」のヒロイン役に扮している。

マルギュリットとアルマンの熱烈なキスシーンや、悲しいラストシーンを完全再現した「椿姫」。草刈と城田は「城田さんは劇中の扮装がピッタリ! 短い時間でしたが、私の方もすぐに役に入れました。私は外人の役ですが、試写でご覧になった方で、何人か全く私に気づかなかった方がいらして、すごく嬉しかったです!」(草刈)、「今回の役は、いかに見本になった無声映画に近づけられるかがポイントでした。基本的には、感情の部分より、物理的な動きに関してのやり取りが多かったので、周防監督には、是非また違う作品で、“お芝居”の演出を受けたいと心から願っております」(城田)と撮影を振り返っている。
オリジナル版が消失してしまっているため、1932年版を参考に制作された「金色夜叉」では、貫一が許しを乞うお宮を下駄で蹴り飛ばす有名シーンを描出。「6年ぶりの周防組は、久しぶりに実家に帰る時のような、懐かしさ、温かさ、少しの緊張とくすぐったさがありました」と語る上白石。「カタカタと音を鳴らして回るフィルムに、映画の長い歴史を感じました。その一部になれたこと、本当に嬉しかったです!」と思いの丈を述べている。
完全オリジナル無声映画「南方のロマンス」に参加したケイト・フォックスは「この作品に参加させていただいた時間はとても素晴らしかったです。劇中劇は『風と共に去りぬ』に似た世界観で、とてもワクワクしました!」と充実の面持ち。「子どもの頃初めて見た映画の一つだったので思い出深く、なんとも美しい素敵なシーン。監督をはじめ、皆さんとご一緒できて、本当に嬉しかったです! Thank you very much!」とコメントを寄せている。
「カツベン!」は、12月13日に全国公開。
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