橋本環奈、R15映画「シグナル100」主演! 教師に“自殺催眠”をかけられた生徒たちのデスゲーム
2019年8月7日 05:00
[映画.com ニュース] 女優の橋本環奈が、宮月新氏の人気コミックを実写映画化するR15+指定のスリラー「シグナル100」で主演を務めることがわかった。2020年1月24日に公開される同作は、担任教師に自殺の催眠をかけられた生徒たちによる狂気と絶望のデスゲームを描く。
「不能犯」「虐殺ハッピーエンド」の宮月氏が手掛け、電子版を中心に人気を集めた白泉社の原作漫画は、壮絶な描写を理由に、連載当時から実写映画化不可能と言われた問題作だ。「さまよう小指」でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014のグランプリに輝いた竹葉リサ監督がメガホンをとり、「GANTZ」2部作や「ザ・ファブル」などヒット作を手掛けてきた渡辺雄介が脚本を担当した。
担任教師により、突如として自殺催眠をかけられた36人の生徒たち。催眠が発動するシグナルは100種類で、遅刻をする、電話をかける、涙を流すなど日常的な行為が死の引き金となる。暗示を解く方法は、クラスメイトの死。生徒たちが続々と自殺に追い込まれるなか、死への恐怖から本性があらわとなっていき、やがて生き残りをかけた壮絶なデスゲームへと発展していく。
「かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦」「午前0時、キスしに来てよ」が控える橋本は、絶望的な状況を打開するため奔走する、正義感が強い主人公・樫村怜奈を演じる。「元々原作は知っていましたが、20歳になり挑戦的なものをやりたいと思っていた中で、この作品はうってつけだと思い、出演を決めました」と明かし、「SNS世代は様々な場面から様々なことをインプットできる環境にいますが、この作品では制限された理不尽さにまみれた状況下にいる若者たちがどんな行動をとるのか、人間の心理を描いています。その中で、芯の強さをもつ主人公の怜奈役を、感覚を研ぎ澄ませながら演じさせていただきました」と振り返った。
原作者の宮月氏は「『シグナル100』に込めた思いは2つ、『理不尽』と『正義』です。映画でもこの二つのテーマがしっかりと描かれています」と語り、「究極の理不尽に立ち向かう橋本環奈さんの凛とした存在感が、この映画を本当に素晴らしいものにして下さっています」と絶賛した。
頬に血が飛んだ橋本をとらえたビジュアルには、「皆を返してよ」「ただの人殺しだよ」「本当に邪魔」など、極限状態が伝わってくるかのようなショッキングな言葉が並ぶ。「シグナル100」は、20年1月24日に公開。