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臆病な少年の友だちは“空想上のヒトラー” タイカ・ワイティティ新作、20年1月公開

2019年8月6日 10:10

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タイカ・ワイティティは監督、脚本、出演を兼任
タイカ・ワイティティは監督、脚本、出演を兼任
(C)2019 Twentieth Century Fox

[映画.com ニュース]「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティが監督、脚本、出演を務めた映画「Jojo Rabbit(原題)」が、「ジョジョ・ラビット」の邦題で、2020年1月に日本公開されることが決定。あわせて、主人公の少年ジョジョと、“空想上の友だち”アドルフ・ヒトラーの姿をとらえた場面写真と特報映像もお披露目された。

独特のセンスと創造力で次々と傑作を生み出しているワイティティ監督と、4度のアカデミー賞作品賞に輝き、創立25周年を迎えるFOXサーチライト・ピクチャーズのタッグ作。9歳で俳優になることを決心し、人生初のプロの仕事にして、主人公の少年ジョジョを演じることになったのは、ローマン・グリフィン・デイビス。ワイティティ監督がアドルフ・ヒトラーに扮するほか、スカーレット・ヨハンソントーマサイン・マッケンジーサム・ロックウェルレベル・ウィルソンが出演している。

舞台は、第2次世界大戦下のドイツ。母親(ヨハンソン)とふたりで暮らす10歳の少年ジョジョは、“空想上の友だち”アドルフ・ヒトラーの助けを借りながら、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で立派な兵士になろうと奮闘していた。しかし、訓練でウサギを殺すことができず、教官から“ジョジョ・ラビット”という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかわれてしまう。ある日、ジョジョは家の片隅に隠された小さな部屋に、ユダヤ人の少女(マッケンジー)がこっそりと匿われていることに気付く。彼の頼りとなるのは、ちょっぴり皮肉屋で口うるさいアドルフだけ――臆病なジョジョの生活に変化が訪れる。

特報映像は、イギリスのロックバンド「サンダークラップ・ニューマン」が69年に発表し、全英No.1ヒットを記録した楽曲「Something in the air」とともに、ジョジョが友だちと楽しそうに訓練に励む姿や、横暴そうな教官(ロックウェル)が銃の腕前を自慢げに披露する光景などを活写。さらに“臆病ウサギ(ジョジョ・ラビット)”とからかわれて落ち込むジョジョに対して、“空想上の友だち”ヒトラーが「悪口なら私も散々言われた。『狂人だ』『あいつは俺たちを皆殺しにする』とね」とブラックジョークで切り返す様子も切りとられている。

ジョジョ・ラビット」は、20年1月から全国公開。

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