上田慎一郎監督「スペシャルアクターズ」映像初公開 緊張すると気絶する役者VSカルト集団
2019年8月6日 08:00
[映画.com ニュース]「カメラを止めるな!」で社会現象を巻き起こした上田慎一郎監督の新作「スペシャルアクターズ」の特報がお披露目された。緊張すると気絶する役者が、芝居の力でカルト集団を撃退するという奇想天外な物語を紡ぐ。
2018年の日本映画界を代表する存在となった上田監督による完全オリジナルストーリー。「カメラを止めるな!」をきっかけに活躍の幅を広げた俳優陣に続く、個性豊かな才能の発掘を目指しオーディションを実施した。1500人以上の応募者から選ばれたのは、大澤数人、河野宏紀、富士たくや、北浦愛、上田耀介、清瀬やえこ、仁後亜由美、淡梨、三月達也、櫻井麻七、川口貴弘、南久松真奈、津上理奈、小川未祐、原野拓巳という15人の出演者。上田監督は15人とともに企画会議、ワークショップに取り組み、あて書きで脚本を執筆した。
超能力ヒーローが活躍する映画を見ては溜息をつく、売れない役者の和人。ある日、数年ぶりに再会した弟から俳優事務所「スペシャル・アクターズ」に誘われる。そこは映画やドラマの仕事のほかに、日常の中で演じる仕事、つまり“演じることを使った何でも屋”だった。そして、事務所に「カルト集団から旅館を守って欲しい」という依頼が入り、演技練習を重ねる“スペアク”のメンバー。しかし、ミッションの中心メンバーとなった和人には、「極限まで緊張すると気絶してしまう」という誰にも言えない秘密があった。
特報は、緊張して白目をむき今にも倒れそうな和人や、両手を広げるポーズで「ムッスー」という謎の声を発するカルト集団の信者たちの姿を活写。個性豊かなキャラクターが躍動し、予測不能な物語がスリリングに展開する、まさに“上田ワールド”全開の映像が完成した。
「スペシャルアクターズ」は、10月18日から新宿ピカデリーほか全国で公開。