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“インドのコーエン兄弟”と称されたブラックコメディ「盲目のメロディ」11月15日公開

2019年7月30日 12:00

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盲目を装うピアニストが騒動に巻き込まれる!
盲目を装うピアニストが騒動に巻き込まれる!
(C)Viacom 18 Motion Pictures (C)Eros international all rights reserved

[映画.com ニュース]インド発のブラックコメディ「Andhadhun(原題)」が、「盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲」の邦題で11月15日から日本公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルもお披露目された。

フランスの短編映画「L'Accordeur(The Piano Tuner)」(2010)から着想を得た本作は、盲目を装ったピアニストが“目撃”した殺人事件をきっかけに、クセの強いキャラクターたちが裏切りと騙し合いを繰り広げるさまを描く。インド映画ではお馴染みのダンスシーン、壮大なロケや華やかな衣装は登場しないが、洗練された脚本と映像が話題を呼び、「インドのコーエン兄弟だ!」「毎秒ごとに予想を裏切られる」と批評家たちが絶賛。全世界興行収入は、インド映画歴代14位の64億円、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、満足度100%をマークしてみせた。

盲目のピアニスト・アーカーシュは、誰にも言えない秘密を抱えていた。その秘密とは“本当は目が見える”ということ。芸術のために盲目を装っていた彼は、ある日演奏の依頼を受けた大スター・プラモードの豪邸を訪問。そこで妻・シミーと、彼女の不倫相手によるプラモード殺害現場を“目撃”してしまう。死体も犯人も見えないふりで切り抜けようとするアーカーシュだったが、事件を捜査しようとする警察の署長こそ、現場にいた犯人だった。その後も災難は続き、盲目を疑ったシミーの毒薬で本当に目が見えなくなり、署長からは命を狙われ、ついに病院送りに。窮地に追い込まれたアーカーシュは、病院で知り合った怪しい医者たちと組み、シミーを誘拐する。

メガホンをとったのは、「エージェント・ヴィノッド 最強のスパイ」といったスタイリッシュなエンタテインメント作品の定評があるシュリラーム・ラガバン監督。アーユシュマーン・クラーナーが盲目を装うピアニスト・アーカーシュという難役を軽妙に演じ、「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のタブー、「パッドマン 5億人の女性を救った男」のラーディカー・アープテーが出演している。

ポスタービジュアルは、主人公のアーカーシュが陥る“どん詰まりの状況”をイメージ。「見えすぎちゃってスイマセン」というキャッチコピーとともに、目隠しをされたシミーと一緒に縛り上げられているさまをとらえている。事件性を感じさせながらも、どこかコミカルな雰囲気が漂う仕上がりとなった。

盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲」は、11月15日から東京・新宿ピカデリーほか全国公開。

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