北極に残された男のサバイバルを描くマッツ・ミケルセン主演作 9月の来日も決定
2019年7月13日 09:00

[映画.com ニュース] 俳優のマッツ・ミケルセンが主演を務める映画「Arctic(原題)」が、「残された者 北の極地」の邦題で11月8日に公開されることがわかった。飛行機の墜落により、北極に取り残された男のサバイバルドラマを紡ぐ。あわせて、ミケルセンが約2年ぶりに来日し、9月14、15日に開催される「ハリウッド・コレクターズ・コンベンション」に参加することが決定した。
第71回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門のミッドナイト・スクリーニングで上映された本作。米テレビシリーズ「ハンニバル」や、映画「ドクター・ストレンジ」などで様々な役を演じてきたミケルセンは、極寒の白い荒野で窮地に立たされたパイロットという役どころに挑む。平均気温マイナス30度のなか、刻々と変わりゆく天気の下で行われた撮影は、ミケルセンが「これまで経験した中で最も過酷な撮影だった」と語るほど難易度の高いものだったという。
北極地帯に不時着したパイロット・オヴァガード(ミケルセン)は、壊れた飛行機をシェルター代わりに、日々のルーティンをこなしながら救助を待つ日々を送っていた。しかし、ようやく救助に来たヘリコプターは強風のために墜落し、女性パイロットが大怪我を負ってしまう。瀕死の女性を救うため、オヴァガードは留まることをやめ、危険を承知で現状を脱しようと1歩を踏み出す。
ブラジル出身のジョー・ペナ監督がメガホンをとり、「ハンニバル」(2001)で知られるマーサ・デ・ラウレンティスが製作総指揮に名を連ねる。「グレイテスト・ショーマン」のジョセフ・トラパニーズが音楽を担当し、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のクルーを含む製作陣が過酷な撮影を支えた。説明的なセリフや映像表現を削除することで、見る者をサバイバル状況に没入させるような体感型の物語に仕上げ、自然の厳しさや生命の素晴らしさを描き出す。
「残された者 北の極地」は、11月8日から新宿バルト9ほか全国で公開。
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