浅田美代子、「エリカ38」ヒットに万感「希林さんも喜んでくれている」
2019年6月29日 15:55
[映画.com ニュース] 樹木希林さんが女優の浅田美代子のために企画した映画「エリカ38」の大ヒット御礼舞台挨拶が6月29日、東京・有楽町のTOHOシネマズシャンテで行われた。浅田と木内みどり、南海キャンディーズの山崎静代、奥山和由プロデューサーが登壇。浅田は、「すごくうれしい。希林さんも天国から喜んでくれていると思う」と万感の思いに浸った。
公開から4週目に入ったが、堅実な息の長い興行を続けており、奥山氏は「希林さんは体の苦しい時でも何度も打ち合わせをした。さすがだと思ったのは、最初から大ヒットはしないけれどちょっとはヒットすると言っていたこと」と告白。浅田も、「打ち合わせの帰りに病院に寄って、そのまま入院ということもあった」と明かした。
浅田は、年齢を偽り複数の男性から数億円を詐取した実在の女性がモデルの役どころ。大胆なベッドシーンにも挑戦し、「希林さんがすべてを決めてくれて、そこまでしてくれる人がいるなんて感動した。だから考えることもなく、それがなければ表せられないのであればと。希林さんには『背中くらい出しなさい』と言われました」と照れながら振り返った。
その熱演に対し、木内は「アイドルの美代ちゃんじゃなく、リアリティをもってセックスシーンをしていた」と大絶賛。浅田は、「でも、さすがに38歳には見えねーぞっていうコメントが多いんですよ」とさらにほおを赤らめた。
加えて、「初めて試写を見た直後に、希林さんからは(デビュー曲の)『赤い風船』の頃と何も変わっていないじゃないと言われたんです」と苦笑。それでも、「たくさんの人に見ていただけたのが一番の幸せ。きつい撮影だったけれど、楽しく過ごせた。希林さん、共演者、スタッフ、そして皆さんに感謝します」としみじみ話した。