夏帆、「海街diary」助監督と再タッグ 官能シーンは「お父さんに見られたような気恥ずかしさ」
2019年6月14日 22:15

[映画.com ニュース]直木賞作家・井上荒野による連作短編小説を連続ドラマ化した「潤一」の公開記念舞台挨拶が6月14日、本作を1週間限定上映する東京・丸の内ピカデリーで行われ、主演を務める志尊淳、共演する藤井美菜、夏帆、蒔田彩珠、伊藤万理華、原田美枝子、監督を務める北原栄治と広瀬奈々子が登壇した。
女性たちを瞬時に魅了する謎めいた青年・潤一と、彼の虜になる女性たちの孤独で刹那的な人間模様を切り取る。是枝裕和監督が中心となって設立された映像制作集団「分福」が手がけるプロジェクトで、仏カンヌで開催されるドラマの祭典「カンヌ国際シリーズフェスティバル」コンペティション部門に、日本作品として初めて正式出品された。
潤一を演じる志尊は、ベッドシーンとオールヌードに初挑戦。それだけに思い入れも格別で「まるで短編映画のように撮っていただいた作品。撮影中も『いつか映画館で』と話していたので、実現して幸せです」と満面の笑み。カンヌの上映に立ち会い「上映が終わると、現地の皆さんがいろいろなことをフランス語で熱弁してくださった。何か答えを求めているようでしたね。楽しく夢のような、ご褒美の時間だった」と報告した。
「お若いのにしっかりしていて、現場を引っ張ってくださった。かわいらしい方かと思っていたが、結構男っぽい部分も」(藤井)、「見るたびに表情が変わる俳優さんで、この役に合っていると思った」(原田)と共演陣が印象を語ると、志尊は「これ、まだ続けます?」と照れ笑い。それでも「官能的なイメージが先行した作品ですが、女性たちの美しい人間ドラマを見ていただければ」とアピールしていた。
是枝監督や西川美和監督作品に企画や脚本で携わってきた北原監督は「10年くらい前に(原作の)小説を読んでいて、いつか映像化したいと、ことあるごとに企画を出していた。本当に念願です」と感無量。是枝監督の愛弟子といわれる「夜明け」の広瀬監督は「潤一の魅力はもう、志尊に委ねればいいなと。どちらかといえば、青年を利用して、人間らしく美しくなる女性たちをいかに撮るか考えていた」と話していた。
夏帆は是枝監督の「海街diary」で助監督を務めていた北原&広瀬両名との再タッグとなり、「ご縁があって、わたしにとっては家族という印象。お父さんに見られたような気恥ずかしさがあった(笑)」と官能的なシーンの撮影を振り返っていた。
「潤一」は6月14日から丸の内ピカデリーで1週間限定上映(全6話を第1~3話の「前編」、第4~6話の「後編」にわけて上映)。Amazonプライムビデオ、iTunesほかにて6月26日よりデジタルセル先行配信。関西テレビにて7月12日、日本映画専門チャンネルにて7月13日より放送される。
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