ボサノバの神様を追ったドキュメンタリー「ジョアン・ジルベルトを探して」8月24日公開
2019年6月10日 06:00

[映画.com ニュース]“ボサノバの神様”と称されるブラジルの伝説的ミュージシャンの行方を追うドキュメンタリー映画「ジョアン・ジルベルトを探して」の公開が8月24日に決定。本日6月10日、ジョアン・ジルベルトの88歳の誕生日を記念し、ポスタービジュアルがお披露目された。
「イパネマの娘」「想いあふれて」など名曲の数々を、類稀なるギター演奏と甘美な歌声によって世界中にその名を知らしめたジョアン・ジルベルト。2003年に初の日本公演を実現し、その後も2004年、2006年と来日を重ね、日本でも多くのファンを持つが、2008年8月26日にリオ・デ・ジャネイロで開催されたボサノバ誕生50周年記念コンサートへの出演を最後に、公の場に姿を現すことのないまま10年以上もの時が経った。
監督はフランス生まれでブラジル音楽を敬愛するジョルジュ・ガショ。ドイツ人ジャーナリストのマーク・フィッシャーが、ジョアンに会うため、リオ・デ・ジャネイロに出向いた顛末を描いた1冊の本「Ho-ba-la-la: A Procura de Joao Gilberto」をガショ監督が手に取った時から始まった。その懸命な追跡にも関わらず、マークはジョアンに会えないまま、本が出版される1週間前に自ら命を断ったという。ガショ監督は、マークの旅に強く共鳴し、彼の夢を実現すべく、ジョアンゆかりの人々や土地をブラジル中をたずね歩く。
ジョアンの名曲の数々に、ミウシャ、マルコス・バーリ、ジョアオ・ドナートら有名ミュージシャン達、リオをはじめとするブラジルの美しい風景など、ジョアン・ジルベルトのファンのみならず、ボサノバファンも垂涎の音楽ドキュメンタリーだ。
「ジョアン・ジルベルトを探して」は、8月24日から、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。
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