ジョアン・ジルベルトを探して

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ジョアン・ジルベルトを探して
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解説

「イパネマの娘」「想いあふれて」などで知られ、「ボサノバの神様」と称されるブラジルの伝説的ミュージシャン、ジョアン・ジルベルトの行方を追った音楽ドキュメンタリー。卓越したギター演奏と甘美な歌声で世界中の音楽ファンを魅了したジョアン・ジルベルト(2019年7月に他界)は、08年8月にリオ・デ・ジャネイロでのコンサート出演を最後に、公の場に姿を現すことがなくなってしまった。それから10年、ドイツ人ジャーナリストのマーク・フィッシャーは、ジルベルトに会うためにリオ・デ・ジャネイロに向かったが、結局会うことはかなわなかった。その顛末を記した本が出版される1週間前、フィッシャーは自らの命を断ったという。彼の旅に強く共鳴したフランス生まれでブラジル音楽をこよなく愛するジョルジュ・ガショ監督が、フィッシャーの夢を実現させるため、ブラジル中をくまなく歩き、ジルベルトゆかりの人びとや土地を訪ねていく。

2018年製作/111分/G/スイス・ドイツ・フランス合作
原題:Where Are You, Joao Gilberto?
配給:ミモザフィルムズ

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映画レビュー

3.5意外にもミステリー映画だった

2019年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ミュージシャンを扱ったドキュメンタリーは近年すごく多いのだけど、これはその中でもかなり異色な作品だった。まず、ジョアン・ジルベルトという、隠居した伝説のボサノヴァミュージシャンを探す監督の旅を捉えた作品なのだが、一向に見つかる気配がなく、本当に存在しているのかという気分になる。まるで、ありもしない都市伝説でも追いかけているんじゃないのかという思えてくる。監督がジルベルトを探すために参考にするのが、かつて同じようにジルベルトを探していたドイツ人ジャーナリストの本なのだが、このジャーナリストが本の刊行後すぐに自殺しているという事実が明かされると、映画はミステリーの様相を呈してくる。ジルベルトを知る人物の1人は彼に近づくことは危険だと告げたりもする。
一体ジョアン・ジルベルトは何ものなのだと、ボサノヴァに詳しくない人でも引き込まれていく。ラストの終わり方も味がある。音楽家よりも、音楽家に魅せられた人の心の迷宮を描いたような作品だ。

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杉本穂高

3.5ジョアン・ジルベルトはほんのひと月ほど前、 2019年7月16日に亡くなられたそうだ。

kthykさん
2020年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

鶫の囀りのような呟き。
ジョアン・ジルベルトのボサノヴァは、そんな音楽。
鶫を探しにドイツからリオ・デ・ジャネイロを訪れる。
マーク・フィッシャーは、そんなジャーナリスト。
鶫の仲間たち、鶫のいる場所。
マークは街中のすべてを訪ねるが、鶫はいつも姿を見せない。
聞こえるのは鶉の囀りだけ。
マークはそんな鶫探しの記録を本に残し、この世を去る。
ジョルジュ・ガショは、そんなマークの鶫探しを映画にした。
探し物好き、いや、ボサノヴァ好き、そんな観客で今日はいっぱい。

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kthyk

3.5世界にボサノバという余韻を残した男

2019年11月3日
iPhoneアプリから投稿

オープニングからジョビンの「デサフィナード」で惹きつけられる。今年七月、残念ながらこの星を発ってしまったジョアン・ジルベルト。彼の音楽の虜になった世界中の人々に観てほしいドキュメンタリー。ドイツ人作家マーク・フィッシャーのジョアンを探す旅がベースになっていて(残念ながらマークはジョアンには会えず本が出版される直前に自死された)それを引き継いだ形で監督がメガホンをとっている。たった一人でトイレに篭り世界を変えた男。ボサノバの神と言われた男。この映画を観ると、一緒にジョアンを探しているような、いないはずのジョアンが自分の傍らにいるような、そんな錯覚を覚えました。彼は本当に神だったのか... そんな問いすら馬鹿げてしまえる旅。ドキュメンタリーでありながらロードムービー。ボサノバの心地よさはもちろん、陽射しや風、波の音、ホテルの小部屋、街角の音、すべてのリオの空気がジョアンという男とボサノバという音楽を創り出したのだ。少なくともその気配を感じる映画だった。

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Bluebeatblues

4.0【ジョアン・ジルベルトに魅せられた男が、ブラジル各所のジョアン所縁の人達・場所を訪ね歩く】

NOBUさん
2019年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ドイツ人ジャーナリスト、マーク・フィッシャーが遺したジョアン・ジルベルトに会えなかった経緯を記した本を読んだジョルジュ・ガシュ監督が遺志を継ぎ、所縁の人々、場所を訪ね歩く異色のドキュメンタリー。

 2008年以降、公の場から姿を消したジョアン・ジルベルトは人々の言葉を聞くと相当な変わり者であったようであるが、そのような人々の記憶の中にある彼の姿を思い描きながら、随所で流れるボサノヴァ(印象的なのは、”オバララ”:フィッシャーが遺した本のタイトルでもある)をバックにジョアン所縁の場所や人々が彼について話す姿が映し出される。

 ジョアンについて音楽関係者以外の人々が話す内容が面白い。
 ・10年以上彼の食事を作っていた老料理人の言葉
 ・彼の髪を時折整える理容師の言葉

 又、後半ガシュが訪れた、ジョアンが精神的に不安定だった時期に引き籠って曲を弾いていたという小さなバスルームの青い手洗い所も印象的である。

 ”ジョアンの呪い”など、気になるワードは出てくるが(実際、フィッシャーはジョアンに会うために数度リオを訪れ、会えることなく自死している)、私はそのような観方はせずに、偉大なボサノヴァの神様を探す異色のドキュメンタリー&ロードムービーとして今作を堪能した。

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NOBU
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