“インドの黒澤明”の映像美が爆発! 「パドマーワト」豪華絢爛な本編映像
2019年6月6日 12:00

[映画.com ニュース] “インド映画史上最大規模”(当時)という製作費を投じて創出された「パドマーワト 女神の誕生」の本編映像2種が、このほど披露された。メガホンをとったサンジャイ・リーラ・バンサーリー監督は、そのスケール感あふれる作家性から、インド映画ファンの間では“インドの黒澤明”と称される巨匠。同監督が計算に計算を重ねて創出した、壮大な映像美を見ることができる。
13世紀末、シンガルの王女パドマーワティ(ディーピカー・パードゥコーン)は、西インドの小国メーワールの王ラタン・シン(シャーヒド・カプール)と恋に落ち、妃となった。同じころの北インドでは、叔父を暗殺した若き武将アラーウッディーン(ランビール・シン)が、イスラム教国の王の座を手に入れていた。“第二のアレキサンダー大王”の異名をとるアラーウッディーンは、権勢を広げていくなかでパドマーワティの美貌を知り、メーワールに兵を差し向ける。ラタン・シンとの誇りと野望をかけた戦いがはじまり、パドマーワティ自身も、ある決意をもって戦場に歩を進めていく。

映像のひとつは、ラタン・シンとパドマーワティによる挙式の場面。パードゥコーンが着る衣装は重さ30キロにもおよび、制作には約312万円の費用がかかったという。人々が持つ火に照らされ、夕闇に浮かぶ城の美しさも目を引く。またふたつ目は、アラーウッディーンがメーワール城を襲撃するシーン。巨大な投石器によって放たれた火の玉が、まるで天から降り注ぐ隕石のように城塞を破壊していく。そして城内では、覚悟を決めたラタン・シンとパドマーワティが別れの言葉を囁き合う。
なお両映像に登場する城内のひと幕は、150人の職人によって建築されたセットで撮影されている。豪華な衣装、圧倒的な数のエキストラ、随所に挿入されるCGを総動員し、インドで圧巻の映像が創出された。「パドマーワト 女神の誕生」は、6月7日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。
(C)Viacom 18 Motion Pictures (C)Bhansali Productions
関連ニュース






「天国と地獄 Highest 2 Lowest」あらすじ・概要・評論まとめ ~世界のクロサワの名作をスパイク・リーが再解釈、時代を超えた巨匠同士の対話~【おすすめの注目映画】
2025年9月11日 12:30
映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

なんだこれ!?!? 絶対に観る。
【個人的・下半期で最も観たい映画No.1】“ダメ男”が、強烈変態異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画