タイカ・ワイティティ監督によるハリウッド実写版「AKIRA」が2021年全米公開
2019年5月28日 11:00
[映画.com ニュース]米ワーナー・ブラザースは、タイカ・ワイティティ監督(「マイティ・ソー バトルロイヤル」)によるハリウッド実写版「AKIRA」を、2021年5月21日に全米公開すると発表した。
ハリウッド実写版「AKIRA」に関しては、2008年にワーナーが映画化権を再獲得してから、レオナルド・ディカプリオの制作会社アッピアン・ウェイとともに準備を進めてきた。大友克洋の1988年のアニメ作品「AKIRA」といえば、海外でも高い人気を誇る作品だけに、多くのクリエイターが興味を示してきたが、近未来を舞台にしたSF作品のためコストが高くなることに加えて、ハリウッド映画版の方向性が定まらず、なかなか実現しなかった。12年にはギャレット・ヘドランド主演、ジャウム・コレット=セラ監督(「フライト・ゲーム」)でクランクイン直前まで漕ぎ着けたものの、予算の見直しを理由に中止となっていた。
そして17年に、「マイティ・ソー バトルロイヤル」を手がけたニュージーランド出身の鬼才タイカ・ワイティティ監督が参加したことをきっかけに、ハリウッド実写版「AKIRA」の企画開発が一気に加速。キャストは未定だが、原作にのっとり、アジア系俳優が起用されるとみられている。
現在、ワイティティ監督は10月18日に全米公開予定の、第2次世界大戦を舞台にしたコメディ映画「Jojo Rabbit(原題)」の仕上げの真っ最中。同作において、役者としてアドルフ・ヒトラー役も演じている。