ケン・ローチ最新作「Sorry We Missed You」12月13日公開 時代に翻ろうされる家族を描く
2019年5月17日 08:00

[映画.com ニュース] 英国の名匠ケン・ローチ監督最新作「Sorry We Missed You」(原題)の公開が、12月13日に決定した。
2016年のカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した「わたしは、ダニエル・ブレイク」を最後に、映画界からの引退を表明していたローチ監督。しかし、引退宣言を撤回してまで描きたかったのは、グローバル経済が加速する中、理不尽なシステムによる過酷な労働の中で、社会の下層から這い上がれない家族を通した現代社会への怒りだ。これまで労働者や社会的弱者に寄り添い、彼らを取り巻く現実とそれでも明日を懸命に生きようとする人々を描き続けてきたローチ監督が、日本人にとっても他人事ではない「働き方」というテーマに踏み込む。
舞台はイギリス北東部のニューカッスル。父リッキーはマイホーム購入を夢みて、大手配送業者のフランチャイズの下請けドライバーとして働き出す。母アビーはホームヘルパーとして朝から晩まで働く毎日。家族で過ごす時間が減っていく中で、息子セブと娘ジェーンは寂しさを募らせてゆく。
「Sorry We Missed You」は、12月13日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)