「ブレードランナー」の世界観を作ったデザイナー「シド・ミード展」が34年ぶりに開催
2019年4月27日 15:00

[映画.com ニュース]「ブレードランナー」(1982)の世界観のコンセプトワークに貢献するなど、“ビジュアル・フューチャリスト”として数多くのクリエイターや作品に影響を与えてきた世界的インダストリアルデザイナー、シド・ミード氏の原画展「シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019」が、4月27日東京・アーツ千代田3331で開幕した。
ミード氏の34年ぶりにして今世紀初の大回顧展となる本展は、ミード氏自薦作品50点をはじめ、4つの企画エリアに分けて150点以上を展示。そのほとんどが原画で構成され、松井博司氏(シド・ミード研究家兼コレクター)の秘蔵コレクションから、世界初公開となる画稿を揃えた。「ブレードランナー」のほか、「トロン」(82)、「エイリアン2」(85)など、多数の傑作SF映画のコンセプト画をまとめたコーナー、国民的SFアニメ「ガンダム」シリーズの1作「∀(ターンエー)ガンダム」や「YAMATO 2520」など、日本でのプロジェクトにフォーカスを当て、作品と共に撮影ができるコーナーもある。
音声ガイドを担当するのは、「∀ガンダム」の主人公ロラン・セアックを務めた朴ろ美。「ブレードランナー」の舞台年である2019年、ミード氏によるその作品のコンセプトデザインに影響を与えた東京のみでの開催という、記念すべき貴重な展覧会だ。
「シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019」は、5月19日まで東京・アーツ千代田3331で開催。
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