「指輪物語」誕生を支えたトールキンの愛と友情…フロド役・浪川大輔の声をおさめた予告完成
2019年4月26日 19:00

[映画.com ニュース] 世界中で社会現象となった冒険ファンタジー映画「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」3部作の原作者J・R・R・トールキンの半生に迫る「TOLKIEN(原題)」の邦題が、「トールキン 旅のはじまり」に決定した。あわせて予告映像とポスタービジュアルがお披露目。映像では、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの日本語吹替版で、主人公・フロドの声を担当した浪川大輔がナレーターを務めている。
フィンランドのドメ・カルコスキ監督がメガホンをとった、FOXサーチライト設立25周年記念作品の第1弾。冒険に憧れた幼少期、学生時代の友人との熱い友情、運命の相手エディスとの生涯をかけた恋、そして人生を狂わせた第一次世界大戦など様々な出来事を経験したトールキンが、やがて壮大なファンタジーの執筆へと駆り立てられていく姿を描く。ニコラス・ホルトが文豪トールキンを体現し、リリー・コリンズが妻・エディスに扮する。
予告映像は、「子供の頃から言葉に魅せられた」と語るトールキンに、エディスが「物語を聞かせて、あなたの好きな言葉で」とほほ笑みかける場面で幕を開ける。その一言に導かれるように、「芸術の力で世界を変えるんだ」と誓い合った仲間たちとのかけがえのない日々、エディスとの愛にあふれた時間が映し出されるが、戦争の勃発によって全てが容赦なく消し去られていく……。煙の姿をした怪物や炎を吐くドラゴンなど、ファンタジー世界と戦争の光景が重なるシーンも活写。トールキンが壮絶な経験を乗り越え、揺るがない愛と友情を胸に物語を作り続けた姿がとらえられ、ドラマチックな半生をいかに計り知れない想像力へと結びつけたのか、本編への期待が高まる映像が完成した。
ナレーションを担った浪川は、「『ロード・オブ・ザ・リング』は僕にとって転機となる作品だったので、時間がたってもまたこのように携われるのは幸せですし、非常に光栄です」と喜びを語り、「『ロード・オブ・ザ・リング』を生み出した原点を描いていて、作品の中にオマージュもあると伺い、とても楽しみです」と期待をにじませる。「今回久しぶりに、”あの時”の気持ちにかえってやりました」と振り返る、浪川の声に注目だ。
「指輪物語」のシンボルとも言える指輪が大きくデザインされたポスターもお披露目。トールキンとエディス、学生時代や戦争の光景がおさめられ、背景には文字がびっしりと書きこまれている。幸福な思い出や辛い記憶を作品へと注ぎ込んだトールキンの思いを象徴するかのようなビジュアルとなった。
「トールキン 旅のはじまり」は、8月から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開。
(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
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