「スター・ウォーズ」展覧会が8月に日本開催 “フォース”に迫る体感展示が多数上陸
2019年4月23日 18:00
[映画.com ニュース] SF映画の金字塔「スター・ウォーズ」シリーズを特集する展覧会「スター・ウォーズ アイデンティティーズ:ザ・エキシビジョン」が、8月8日から東京・天王洲の寺田倉庫で開催されることが決定した。アンバサダーには、シリーズの大ファンであるモデル・市川紗椰が就任し、4月23日、都内で行われた記者会見に出席した。
2012年にカナダでスタートした同展は、「What forces shape you?(自分を形成するフォースは何か)」がテーマ。来場者は会場内に点在する10のインタラクティブ展示に接し、出題される様々な問いに答えることで“アイデンティティー”を蓄積していく。最終的に、その結果を基にキャラクターが創出され、来場者は「自分が『スター・ウォーズ』の世界に存在していたらこんなキャラ」という知見を得ることができる仕掛けだ。
「ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート」が所蔵する200点以上のオリジナル・コレクションも日本に上陸。カーボン凍結されたハン・ソロなど、撮影で実際に使われた美術もあるが、コレクションは今後ルーカス・ミュージアム(米ロサンゼルスに2021年オープン予定)に収蔵されるため、日本で見られる機会はこれで最後かもしれない。
シドニーでの展示を訪れたという市川は、何度も見ていた「スター・ウォーズ」の“新たな一面”を知ることができたという。「作りの生々しさがこの距離で見られるんです。R2-D2もいたんですが、ちょっとペンキの塗り方が雑なんですよ。映画何度も見ているのに、気がついたことがなかった。完璧じゃないところにリアリティがあって、それがキャラの愛嬌に現れていると発見がありました」と明かし、「エピソード1、2、3で使われたヨーダのパペットは、唇の上に猫みたいなヒゲが生えているんですよ。映画やフィギュアを何度も見ているのに気が付かなかった。ヨーダってヒゲがあるんだと知った。また、私たちが知っているヨーダ(のデザイン)になるまえの、構想段階の資料もあったんです」「ルークも、一旦『女の子だったら』と検討されていたようです。原画があった」と矢継ぎ早に述べていた。
また、「ほかの『スター・ウォーズ』展と決定的に違うのは、我々のアイデンティティーにも迫る点です」とオススメ。「自分の育ちかたなど、心理学のプロが関わっている質問に答えていきます。最終的に出来上がったキャラは、納得する結果で面白かったです。設定した賞金稼ぎの衣装を着ていて、オビ=ワンが師匠なので背景にいたり。『周囲には好奇心旺盛だと思われがちですが、実は事前に入念に準備する人』という結果も出た。それに直結する質問がなかったのに!」と大興奮だ。ちなみに一番好きなキャラはボバ・フェットだそうで、衣装展示には大興奮した様子。「ボバ・フェットの同人誌描きましたから」と告白していた。
「スター・ウォーズ アイデンティティーズ:ザ・エキシビジョン」は、8月8日から2020年1月13日まで天王洲の寺田倉庫で開催。なおシリーズ最新作「スター・ウォーズ ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー(原題)」は、12月20日に公開される。
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