岸井ゆきの、成田凌からキスシーンのダメ出しを暴露されて大慌て
2019年4月20日 17:16

[映画.com ニュース]角田光代の同名恋愛小説を、岸井ゆきの主演で映画化した「愛がなんだ」の公開記念舞台挨拶が、4月19日にテアトル新宿で開催され、岸井、成田凌、深川麻衣、若葉竜也、今泉力哉監督が登壇。成田が岸井から、キスシーンのダメ出しをされたことを暴露すると、岸井は「ええ~!」と慌てふためいた。
28歳のOLテルコ(岸井ゆきの)は、片思い中のマモル(成田凌)を最優先に、仕事もそっちのけの生活をしているが、マモルはテルコを都合のいい女としか見ていない。NHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」のタカ役で人気を博した岸井が、「おじいちゃん、死んじゃったって。」に続いて映画の主演を務めた本作。「パンとバスと2度目のハツコイ」の今泉監督がメガホンをとった。
岸井は印象に残ったシーンについて、マモルが手につけたケチャップをテルコの口に入れ、「追いケチャップ」と言う、蜜月のシーンをピックアップ。これは成田のアドリブだったそうで岸井は「びっくりしました。監督が『成田くんが出ちゃったね』と言っていましたが、私は、“岸井ゆきの”が出てしまいました」と、かなり驚いたよう。
今泉監督も「身長差があるから、成田くんには『肩にアゴを乗せて』とだけ言ってたけど、そこから続きで、そういうことが行われていた」とうなずく。それを受けて岸井は「原因は、カットじりが長かったことなんですが」と、今泉監督がなかなかカットをかけなかったことについてもチクリ。
続いて成田が「僕がとても覚えているのは、冷蔵庫の前でキスをするシーン。監督が『OK』ってなったけど、岸井さんが監督のところへ行って、2人がこそこそ話していると思ったら、僕のキスがあんまりだったようで」と苦笑い。
岸井は「ええ~!もう~」と、戸惑いながら成田にブーイング。今泉監督は「岸井さんがOKを出した後に相談に来ることはなく、唯一あそこだけでした」と言ったあとで「一発OKを出したら岸井さんが寄ってきて『愛がないとか、(マモルが好きな)すみれの代わりっていうのはわかるんだけど、肉体ですら求められてない感じがする』と。でも、もう1回やったら、熱量のあるキスシーンになっちゃった。それで調整して、いまのシーンになった」と解説した。
成田は「全部難しかった。嫌われすぎてもダメだし。1カットも間違えられなかった」と、さじ加減に苦労したことを明かした。
テルコをはじめ、いろいろな片思いが描かれる本作。深川は「誰も悪者に見せないってのが素敵だなと。お互いに突き抜けているけど、言ってることは共感できる」と感想を述べる。若葉も大いにシンパシーを感じたようで「やってて恥ずかしかった。全裸を見られている気持ちでした」と撮影を振り返った。
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