キャロル・バーネット著のベストセラーが映画化 母娘関係を描く
2019年4月18日 15:00
[映画.com ニュース]自身の名を冠したバラエティ番組「ザ・キャロル・バーネット・ショー」で知られるアメリカの国民的コメディエンヌ、キャロル・バーネットの回顧録「Carrie and Me: A Mother-Daughter Love Story(原題)」が、米フォーカス・フィーチャーズによって映画化されることがわかった。米Deadlineが独占で報じている。
2013年に発表され、米ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーに選ばれた原作は、バーネットが亡き娘キャリー・ハミルトンさんとの思い出を綴ったもの。有名人の娘というプレッシャーから薬物依存に陥ってしまった10代を経て、努力の末に問題を克服し、女優・脚本家として成功を収めたものの、がんに侵され02年に38歳の若さでこの世を去ったキャリーさん。
映画は、ワーキングマザー、女優、またプロデューサーとしてのバーネットの人生を、愛娘キャリーさんとの関係を通して描く内容になる模様だ。
クライムサスペンスの秀作「スモール・タウン・クライム 回り道の正義」で注目を集めたイアン&エショム・ネルムス兄弟が脚本を執筆。バーネットが自身の制作会社メイベルキャット・プロダクションズを通じてプロデュースを手がけるほか、人気コメディエンヌのティナ・フェイとエリック・ガリアン、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」の脚本家スティーブン・ロジャースが、プロデューサーに名を連ねている。
監督とキャストについては、現時点でまだ決まっていない。