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斉藤和義がぞっこん! ギターに“NYの記憶”を刻む職人に迫ったドキュメンタリー、8月公開

2019年4月17日 13:00

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ギターショップ「カーマイン・ストリート・ギター」に密着
ギターショップ「カーマイン・ストリート・ギター」に密着
(C)MMXVⅢ Sphinx Productions.

[映画.com ニュース]第31回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門で上映された「カーマイン・ストリート・ギター」が、8月10日から劇場公開されることが決定。あわせて、ビジュアルと、ミュージシャン・斉藤和義のコメントが到着した。

ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男」のロン・マン監督によるドキュメンタリー映画。カメラがとらえるのは、グリニッジ・ビレッジに位置するギターショップ「カーマイン・ストリートギター」。同店は、パソコンも携帯も持たない寡黙なギター職人リック・ケリー、パンキッシュな装いの見習い・シンディ、ケリーの母で経営している。世界中のギタリストを魅了するこの店には、ニューヨークの建物の廃材を使ってギターを作るという“ルール”があった。

チェルシー・ホテル、バー・マクシリーズ――ケリーは長年愛されてきた街のシンボルの工事を知れば、現場へと駆けつけ、持ち帰ったビンテージ廃材を、傷も染みもそのままにギターへと生まれ変わらせる。ルー・リードボブ・ディランパティ・スミスら大御所が彼のギターを愛用し、劇中ではビル・フリゼール、マーク・リーボウ、チャーリー・セクストンといった人気ギタリストたちが次々と来店。さらに、ニューヨーク・カルチャーをけん引する映画監督ジム・ジャームッシュまでもが姿を現す。

画像2

「彼はギターに、ニューヨークの記憶を刻む」というコピーが添えられたビジュアルは、木材がところ狭しと並ぶ工房で、ケリーが黙々と作業をする光景を活写。一見、煩雑(はんざつ)に見える仕事場だが、長年の作業を経たケリーにとっては最適の配置であり、職人としてのこだわり、そして歴史を感じるカットとなっている。

ギタリストのロバート・クワインに案内されて「カーマイン・ストリート・ギター」の存在を知り、現在でもケリーと交流を深めている斉藤。「1999年、ロバート・クワインとレコーディング出来ることになり滞在していたニューヨーク。 毎日のように街を色々と案内してくれました。 その中で1番好きなギター屋だと言って連れて行ってくれたのがカーマイン・ストリート・ギター。 ケリーさんはとても気さくな方で、偏屈者のクワインが心許しているのがすぐに伝わってきました」と振り返っている。

さらに、クワインが04年に惜しくも亡くなったことに触れて「2004年、毎日店に顔を出していたクワインが数日来ない事を不審に思い、警察に届けてくれたのもケリーさん。映画の中で壁のクワインの写真がズレて直してもまたズレる…。最高のシーンでした」とコメント。「ロン・マン監督、素敵な映画をありがとう! ケリーさん、シンディ。いつまでも美しいギターを作り続けてください。また遊びに行きまーす!」と語っている。

カーマイン・ストリート・ギター」は、8月10日から東京・新宿シネマカリテ、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。

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