横浜流星、猛練習&大ケガ乗り越え挑んだチアシーン!「痛み止めをめちゃくちゃ飲んだ」
2019年4月15日 19:55
[映画.com ニュース]直木賞作家・朝井リョウ氏による青春小説を映画化する「チア男子!!」の完成披露試写会が4月15日に東京・品川プリンスホテルのステラボールで行われ、ダブル主演を務めた横浜流星と中尾暢樹をはじめ、共演した浅香航大、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智、メガホンをとった風間太樹監督が登壇した。
「桐島、部活やめるってよ」の朝井氏が、早稲田大学在学中に、同校に実在する男子チアリーディングチーム「SHOCKERS」をモデルに書き上げた同名小説が原作。道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた大学1年の“ハル”こと坂東晴希(横浜)が、ケガをきっかけに柔道をやめ、親友“カズ”こと橋本一馬(中尾)とともに男子チアチーム「BREAKERS」を結成するさまを描く。
冒頭では、本作のモデルとなった「SHOCKERS」が登場し、アクロバティックなパフォーマンスを披露。そして演技を終え一列に並ぶ「SHOCKERS」のメンバーの後ろから、キャスト陣が登場した。ライブ会場のようにサイリウムを振る観客の熱い視線が注がれるなかランウェイを歩き、会場のど真ん中に設置されたステージで歓声を浴びた。
横浜は「熱気がすごいですね、嬉しいです」と声を弾ませ、3カ月にわたるチア練習について「僕たちも作品に入る前に本家のパフォーマンスを見て、できるかどうか不安だったんですけど、コーチと『SHOCKERS』の皆さんの愛のある支援のおかげで何とか乗り越えることができました」と笑顔を浮かべる。さらに「3カ月間のおかげで、キャストとも良い関係性を築くことができたので、ありがたい時間でした」という横浜の言葉に、中尾は「年齢も近かったので、今でもめちゃくちゃ仲良くて」と賛同した。
おすすめのシーンを問われた浅香は、「最後のチアを発表するシーン」を挙げ、「本当にいっぱい練習してきたし、流星がチア撮影予定日の前日に、大ケガしたんですよ」と衝撃の裏話を明かす。横浜は「そんな大したことじゃないですよ」と強がるが、メンバーから「大したことあったわ!」「マジで焦りました」と声が。横浜は「痛み止めをめちゃくちゃ飲んで乗り切りました」と努力の一端をのぞかせ、チームの熱いきずなを見せつけた。
「とにかく(共演陣の)仲が良い」という菅原は、「控室のマットで、テンション上がって皆でバク転とか練習したりして。俺もバク転しようとしたら、皆がくっついて寝てた」とほほ笑ましいエピソードを披露し、小平が「(携帯電話の中に)皆の寝顔の写真がいっぱい」と振り返る。浅香は「仲良くなったからこそ、本当にムカつく瞬間もあった。思い返すとそれも青春」と締めくくろうとしたが、中尾が「誰にムカついたんですか?」とまぜっかえし、横浜が大笑いしながら「ここではやめよう!」といさめていた。
「チア男子!!」は、5月10日から全国で公開される。