「アベンジャーズ エンドゲーム」どんな決着? ロバート・ダウニー・Jr.らが韓国で記者会見
2019年4月15日 15:30
[映画.com ニュース]マーベルコミックが生んだヒーローたちが活躍する人気シリーズ完結編「アベンジャーズ エンドゲーム」のアジア向け記者会見が4月15日、韓国・ソウルのフォーシーズンズ・ホテルで行われ、現地メディアをはじめ、日本、インドネシアなど複数の国と地域から報道陣が駆けつけた。
会見にはロバート・ダウニー・Jr.(トニー・スターク/アイアンマン)、ジェレミー・レナー(クリント・バートン/ホークアイ)、ブリー・ラーソン(キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル)、監督を務めるアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟、プロデューサーのケビン・ファイギとトリン・トランが出席。アベンジャーズの「A」がデザインされた韓国の伝統的な織物が贈られると、喜びと感謝を示していた。
ダウニーはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の幕開けを飾った「アイアンマン」をひっさげ来韓した約10年前を振り返り「マーベル作品がここまで文化的、社会的ムーブメントになるとは予測できなかった」としみじみ。「当時は自分としても、“居場所”を探していたし、シリーズの成功が続く現状についてはうれしく思っている」と語った。
宇宙最強の敵・サノスに話題が及ぶと、キャスト陣は「まだ本編を見ていないけど……。彼はもっと、キャプテン・マーベルを恐れるべきね」(ラーソン)、「僕はまだ会ったことがないんだ(笑)。でも、分断の時代に、これほどすばらしい団結を体験させてもらったことに感謝したい」(レナー)と慎重に言葉を選びながら、世界中が待ち望む本作のクライマックスへの期待をあおった。
「21本に及ぶ過去のマーベル映画、そしてこの10年間は『エンドゲーム』のためにあった」と断言するのは、スタジオのトップを務めるファイギだ。「ファンのために作品をつくるという信念に変わりはない。だからこそ、この作品が描く決着に、まずは驚いてもらい、そして満足してもらえれば」と感無量の面持ち。その上で、シリーズの立役者であるルッソ兄弟に「また一緒に仕事がしたい」と期待を寄せた。また、トランは今後、女性ヒーローがさらに活躍する可能性を示唆していた。
昨年公開された前作「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」で、最強の敵サノスによって「全人類の半分が消滅」という敗北を喫したアベンジャーズが、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ホークアイ、単独映画が公開されたキャプテン・マーベルら残されたメンバーたちで逆襲を仕かける。
現時点で上映時間は3時間2分だとアナウンスされており、アンソニーは「上映前は飲み物を控えて。もちろん、途中でトイレに行くタイミングは一切ないよ」と“警告”。前作のラストについては「ヒーロー映画で悪役が勝つのは、非常にまれ。実際の人生にはよくあることだけどね(笑)。確かにファンを驚かせてしまったし、クリエイターとしても難しい選択だったが、あれはやはり必要だった」と理解を求めた。
また、弟のジョーは「マーベル作品に関わって以来、最高の仕事ができた。とても満足しているし、公開日が近づいているので興奮している」と「アベンジャーズ エンドゲーム」の出来栄えに誇らしげ。そして「もちろん、製作の過程では『本当にうまくいくのか?』と疑念を抱いたり、疲弊することもあった。でも、みんなを驚かせたい、喜ばせたいという気持ちでここまで来たし、私たち兄弟にとってマーベルは家族同然。今は少しほろ苦い思いもあるよ」と感慨しきり。「全身全霊のフィナーレを届けて」と改めてアピールした。
「アベンジャーズ エンドゲーム」は4月26日から全国で公開される。
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