電話口から「ひとごろし」の声…悪夢と狂気を描く8ミリ白黒の異色作「阿吽」冒頭映像
2019年4月12日 20:00

[映画.com ニュース] 全編8ミリモノクロフィルムで撮影され、カナザワ映画祭2018「期待の新人監督」部門オープニング作品として上映された異色作「阿吽」の冒頭映像を映画.comが入手した。
新鋭・楫野裕の初の長編作で、破壊と再生を繰り返す現在の東京と主人公の悪夢のような不安を描く。公開された映像では、誰もいないオフィスで電話を取った主人公が映し出され、電話口からは「ひとごろし」との声。しかし、主人公は立ち尽くしたまま顔色ひとつ変えることはない。一体どのような物語が展開するのか、観客の不安をあおるようなシーンだ。
20XX年。都内大手電力会社に勤める男はある晩、会社にかかってきた電話をとる。電話口からは「ひとごろし」という声がした。幻聴か、現実か。神経衰弱に陥った男の日常が徐々に揺らぎ始める。救いを求めて彷徨い歩く男は、やがて得体の知れない巨大な影を見る。その正体は何なのか。男の不安が頂点に達した時、“魔”が都市を覆い始める。
4月13日から26日まで、UPLINK吉祥寺にて2週間限定公開ののち、全国順次公開予定。UPLINK吉祥寺では、ゲストによるトークイベントを予定している。詳細は公式HP(https://www.aunfilm.com/)で告知する。
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