「無実の加害者」へと転落した女を描く 深田晃司監督新作「よこがお」7月26日公開
2019年4月3日 11:00
[映画.com ニュース]深田晃司監督の最新作で、2016年、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した「淵に立つ」の筒井真理子を主演に迎えた「よこがお」の公開日が7月26日に決定。このほど3人の登場人物を配したポスター画像と場面写真がお披露目された。
主人公はある事件をきっかけに、「無実の加害者」へと転落した女。身に覚えのないことで不利な状況に陥り、気がつくと日常が崩壊し始めていた。誰にでも起こりうるかもしれない人生の不条理に、人はどう立ち向かえるか。運命を受け入れ、ふたたび歩み続けるまでの絶望と希望を描くヒューマンサスペンス。
“よこがお”とは、その半身は見えていても反対側の姿は見えない状態であることを指し、「一度には見ることのできない人間の複雑な多様性を描きたかった」という深田晃司監督の思いから付けられたタイトルだ。筒井は深田監督に“演技者としての天才的なセンスを持つ”と絶賛され、市子/リサという異なる横顔をもつヒロインを演じる。市川実日子と池松壮亮が、彼女の運命を握る、怖ろしくも愛おしい“闖入者”(ちんにゅうしゃ)、基子と和道に扮する。
「よこがお」は、7月26日から角川シネマ有楽町、テアトル新宿他全国公開。