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二宮金次郎の生きざま描く!「水戸黄門」格さん・合田雅吏が主演

2019年3月27日 07:00

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特報とポスタービジュアルもお披露目
特報とポスタービジュアルもお披露目
(C)映画「二宮金次郎」製作委員会

[映画.com ニュース] 日本人なら誰もが知る偉人の人生に迫る映画「二宮金次郎」が6月1日に公開されることが決定。「地雷を踏んだらサヨウナラ」「長州ファイブ」の五十嵐匠監督がメガホンをとり、プロデュース・永井正夫と脚本・柏田道夫という「武士の家計簿」を手掛けたコンビが再びタッグを組む。合田雅吏が金次郎を演じるほか、田中美里成田浬、犬山ヴィーノ、榎木孝明柳沢慎吾田中泯渡辺いっけい石丸謙二郎綿引勝彦ら実力派俳優陣が出演し、お笑いコンビ「カミナリ」の竹内まなぶと石田たくみが銀幕デビューを飾っている。

小学校の校庭に必ずと言っていいほど設置されている像として親しまれ、600以上の村の復興に尽力したことで知られる二宮金次郎が、反発や苦難に苛まれながらも、人々のために奮闘する姿を描く感動作。「水戸黄門」の格さん役で知られ、主演を務める合田は「100年残る映画にしたい。しなくてはいけない。この作品のお話をいただき台本を読んでそう思いました。なぜか? 二宮金次郎という革命家の考え方や実施したことに驚き、衝撃を受けたからです。それは没後160年以上たっても全く色褪せない、むしろ現代の方が必要としていると思わせる内容でした」と印象を語る。さらに、金次郎と自身の出身地でもある神奈川・小田原で田植えや稲刈りを経験したそうで、「私が金次郎を生きた時間はごくわずかな時間ですが濃密な時間でした」と撮影を振り返った。

幼い頃に両親が亡くなり、兄弟と離ればなれになった二宮金次郎(合田)。文政元年(1818)、成長した金次郎は小田原藩主・大久保忠真(榎木)に桜町領(現在の栃木・真岡市)の復興を任される。「この土地から徳を掘り起こす」と誓い、”仕法”という独自の方法で復興をはかろうとするが、良き理解者である妻・なみ(田中美里)をはじめとする協力者こそいるものの、五平(柳沢)ら保守的な百姓たちには反発されてしまう。ある日、藩から派遣された侍・豊田正作(成田)は、「百姓上がりの金次郎が秩序を壊している」と反感を抱き、邪魔し始める。

あわせてお披露目された特報には、金次郎のイメージとして広く知られている、薪を背負って勉学に励む少年の姿が。やがて成長し、農作業に精を出すたくましい姿や、復興に命をかけたドラマティックな生き様の一端が映し出されている。ポスターには、子どもたちを抱きしめる様子が活写され、今もなお多くの人々に愛される、金次郎の人柄が伝わるようなビジュアルが完成した。

二宮金次郎」は、6月1日から東京都写真美術館ホールほか全国で順次公開。

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