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「バンブルビー」吹き替えで初共演!土屋太鳳&志尊淳、お互いの声の印象は?

2019年3月22日 19:30

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(左から)志尊淳、土屋太鳳
(左から)志尊淳、土屋太鳳

[映画.com ニュース]「トランスフォーマー」シリーズの人気キャラクターを主人公にした「バンブルビー」(公開中)。日本語吹き替え版では土屋太鳳志尊淳が共に洋画の実写吹き替え声優に初挑戦し、お互いの声の演技の印象や、改めて実感したという声優の奥深さについて語った。

シリーズ第1弾「トランスフォーマー」でバンブルビーとサム(シャイア・ラブーフ)が出会う以前の1980年代を舞台に、今まで語られることのなかったエピソードや、バンブルビーが声を失った秘密が描かれる。

バンブルビーが、地球で初めて出会った孤独な少女チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)の声を担当した土屋は「小さい頃から見てきた吹き替え版の洋画は、日本語なのに海外のような空気を感じさせてくれました。そうなるには相当な努力が必要だと思うので、私だと未熟じゃないかなと不安だったのですが、作品を見てすごく感動したんです。練習のために何度も見たのですが、何回見ても感動しました。作品に力をいただけたので、私もこの物語を日本の方に届けたいなと思いました」と真摯な思いを明かす。

チャーリーに密かに思いを寄せる心優しい隣人の少年メモ(ホルヘ・レンデボルグ・Jr.)を演じた志尊は「昔から声に対するコンプレックスがありました」と打ち明け、今回のオファーに驚いたそう。吹き替えの難しさも実感したといい、「アニメーションだったら画にあわせた範囲で自分のお芝居を加えられることもあるかと思いますが、吹き替えは実際に演じられている方の思い、メッセージをそのまま伝えることが大切。僕にできることは役者さんの息遣い、テンポ、リズムをあわせることでした」と振り返る。その作業に苦労したそうだが、「メモは演じていても楽しいですし、初めての吹き替えがメモでよかったなと思います。どこからこの声が出ているんだろうって思う場面もあって、すごく楽しかったです」と話し、土屋と共に「あの声は面白かったよね」と笑い合う。

先に志尊が収録したメモの声を聞いたという土屋は「メモの声だって思って、うれしくなりました。一緒にアフレコはしていないですが、一緒に旅をしているような気持ちになったんです。志尊さんは声に優しさがあるので、私もチャーリーとしての感情が出やすいです。怒ったり、笑ったり、気持ちを引き出してくださる声だなと思いました」と印象を語る。

一方、志尊は「思い描いていたチャーリーとリンクした声でした。はかない部分もあれば、凛とした部分もある。日本語で掛け合いする世界に入りこませてもらったというか、土屋さんの声にリードしていただきました」と感謝を述べる。

演じていくにつれ、チャーリーと同じく、バンブルビーに対して「愛おしい」という感情が芽生えたという土屋は「大切な人を守ろうとするところが格好いいですし、チャーリーとお互いの傷を理解しあうところにも感動しました。本当に、理想の男性像だなと思います」とニッコリ。

志尊は「めちゃめちゃ頼りがいがありますよね。かわいいところもあるけれど、ふと見せる正義感、戦う勇ましさ。そのバランス配合が完璧です。メモの立場からすると、バンブルビーを『かわいい』と言うのは恐れ多いです。武士みたいだなと思います」と印象を語ると、好みのタイプは「武士のような人」と公言してきた土屋は「びっくりしました」と驚きつつも、納得したような表情を見せる。

同世代であり、共に幅広く活躍してきた2人だが、意外にもこの日が初対面だったそう。土屋が「長く映画の撮影を一緒にしていたわけでないので、こうして取材していただくのは不思議です」と明かすが、声の共演シーンは息ぴったり。再共演を楽しみに待ちたい。

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