「ダム・キーパー」絵本化記念で「トンコハウス映画祭」開催 世界のアニメの“今”を届ける
2019年3月10日 05:00

[映画.com ニュース] 第87回アカデミー賞の短編アニメーション賞にノミネートされた「ダム・キーパー」を手がけたアニメーションスタジオ「トンコハウス」が、同作の絵本化を記念して4月27日~5月26日の約1カ月、東京・EJアニメシアター新宿でトンコハウス映画祭を開催することが決定した(開催期間は予定)。映画祭を支援するクラウドファンディング(https://www.makuake.com/project/tonkohousejapan/)もスタートしており、開始3時間で目標金額の300万円を達成した(3月26日まで募集中)。
ピクサー・アニメーション・スタジオで「トイ・ストーリー3」「モンスターズ・ユニバーシティ」などの制作に携わってきた堤大介監督とロバート・コンドウ監督が設立した同スタジオ。映画祭では、「世界のアニメーションの“いま”をもっと日本のみなさまに届けたい」という思いのもと、同スタジオがセレクトしたアニメーションの上映、ワークショップなどが実施される。
会場はシアターエリアとカフェエリアで構成され、シアターエリアでは、「トンコハウスのはじまり トンコハウスが始まるきっかけとなった名作たち」「ピッグも夢みるコマ撮りアニメ トンコハウスが新たに挑戦するコマ撮り作品集」「未来の子どもたちへ まだ小さな君だから、どうしても見せたい作品集」「世界で注目を浴びるトンコのお友達 いま、世界で注目を集める若手作家の作品集」をテーマに作品を上映するほか、堤監督、コンドウ監督らによるアニメーション講座も行われる。カフェエリアは、トンコハウスのスタジオを再現した「スタジオトンコカフェ」がオープンする。
さらに、映画祭前日のオープニングパーティでは、新作アニメのテスト映像を初披露。同作は、「どーもくん」を手がけたアニメスタジオ、ドワーフとのコラボレーション企画「#カミナリプロジェクト」として制作中のコマ撮りアニメで、日本の昔話をテーマにしている。
クラウドファンディングで集まった資金は、映画祭の運営費、会場の内装費、アニメーションの制作費・上映費として使用される。集まった金額に応じてイベントのプログラムを追加予定で、資金状況によってはコマ撮りアニメ体験、コラボトークショー、スペシャルアニメ講座などが行われる。
なお、絵本版「ダム・キーパー」は3月29日発売。価格は1600円(税別)。
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