濱田岳、妻夫木聡、竹内結子、石原さとみ!「決算!忠臣蔵」に超豪華キャスト続々
2019年3月6日 07:00
[映画.com ニュース] 堤真一が主演し、「ナインティナイン」の岡村隆史が時代劇に初挑戦する中村義洋監督最新作「決算!忠臣蔵」のキャスト陣が、このほど一挙に発表された。濱田岳、妻夫木聡、荒川良々、竹内結子、石原さとみ、西村まさ彦、寺脇康文、上島竜兵、堀部圭亮、山口良一、鈴木福、千葉雄大、滝藤賢一、笹野高史といった豪華な面々が名を連ねている。
これまでに映像化だけで300本以上(松竹調べ)が製作されてきた「忠臣蔵」を、東京大学教授・山本博文氏による「『忠臣蔵』の決算書」(新潮新書)を基に、一風変わったテイストで映画化。藩を会社、武士たちをサラリーマンに見立て、江戸時代における“優良企業の倒産事件”として物語を紡ぎ出す。
江戸城・松の廊下で人傷騒ぎを起こし、その責任で切腹させられた赤穂藩君主・浅野内匠頭の仇討ちをするため、筆頭家老・大石内蔵助(堤)は立ち上がった。……はずが、お家断絶を嘆く暇もなく、勘定方の矢頭長助(岡村)とともにリストラに励む日々。幕府への取次も虚しく、再興の道は閉ざされてしまうなか、江戸の庶民は内蔵助たちの討ち入りを熱望する。ところが討ち入りするにも予算が必要で、その上限は現在の貨幣価値で9500万円。お金がない、しかし世間の空気的に仇討ちは必須、内蔵助は完璧なジレンマに苛まれていく。
キャストには中村組常連俳優たちが続々参加。7度目タッグの濱田は俳句や茶道に通じ、吉良邸の情報を入手する大高源五役を担う。「今回また中村監督率いる中村組の仲間に入れて頂けたこと、そしてまた堤真一さん演じるご家老の元で再び働けたこと、本当に楽しく幸せな時間でした」とコメントを寄せた。
さらに2度目の妻夫木は内蔵助に軍師・参謀として仕え、討入りの作戦を立てる菅谷半之丞役。「中村組のキャストの皆さんは常に職人揃い。その中で自分はどうあるのか、いつも試されます」と明かし、「喜劇としての面白さと武士の一分が混ざり合った時に、この作品はどうなるのか自分でも想像がつきません。出来上がりを楽しみにしていてください。菅谷半之丞はいわば軍師的な役どころです。うちに秘めたる沸々とした思いを感じさせるような芝居ができたらと考えています」と述べた。
また6度目参加の竹内は内蔵助の愛妻・りく役で、「台本をいただいて読んだとき、こんなにも有名なお話なのにこの作品がなければ知らなかった物事が描かれていて、驚いたのと同時に、語り継がれてきた“あのこと”に至るまでお金がかかるなんて考えたこともなかったなと気付きました。その時から私はひそかにこの作品を“目から鱗の忠臣蔵”と呼んでいます」と語る。2度目の石原は「赤穂藩主・浅野長矩の妻“瑤泉院”役を務めさせていただきました」と説明し、「主人公・大石内蔵助に対し、ほとほと呆れている役柄でしたが、笑い溢れる温かな現場で、撮影がとにかく楽しくて仕方ありませんでした。瑤泉院の持ち金を赤穂浪士はどう使う!?」と期待を煽っている。
「決算!忠臣蔵」は、今冬に公開。
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