恋人の“無実の罪”に苦しむ娘に母がかけた言葉は?「ビール・ストリート」本編重要シーン公開
2019年2月23日 16:00

[映画.com ニュース] 「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督最新作「ビール・ストリートの恋人たち」(公開中)から、本編映像が公開された。主人公ティッシュ(キキ・レイン)と、ティッシュを支える母シャロン(レジーナ・キング)のシーンを収めている。
幼い頃から共に育ち、強いきずなで結ばれたティッシュとファニー(ステファン・ジェームス)。幸せな日々を送っていたある日、ファニーが無実の罪で逮捕されてしまう。第91回アカデミー賞では、脚色賞、キングが助演女優賞、作曲賞の3部門にノミネートしている。

公開されたのは、19歳で妊娠したティッシュにシャロンが優しい言葉をかけるシーン。新しい命に対しての希望と責任、そして無実の罪で投獄された恋人ファニーのことを思い、悪夢にうなされたティッシュ。シャロンは「たいして力になれないけど、神様はよくご存知よ。苦しみはいつか終わる時が来るわ。今のお前は独りぼっちじゃない。お腹には赤ちゃんがいるのよ」と励まし、「愛があったからお前が生まれた。愛を信じるならうろたえないで、信じるのよ」と語りかけ、母としての強さと優しさを感じさせる。
ジェンキンス監督は、キングの演技について「彼女の強さは自己犠牲の上に成り立っていると観客に気づかせることができる。シャロンは周りの人たちにとっては力強い存在だが、それゆえ自身に負荷をかけ、脆弱(ぜいじゃく)な部分を悟られずとしている」と話し、シャロンの強さと脆さを体現したキングに絶大な信頼を寄せている。
(C)2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】人類滅亡…“命より大事な誰か”のためなら自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

阿部寛、今度はAIを騙す、10秒で。
【クセ強演技の達人芸】予告編だけでこんな観たくなること…ある!?狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映