佐藤健、平成に悔いなし?「信じられないくらい、やりきっている」
2019年2月23日 16:40

[映画.com ニュース] 俳優の佐藤健が2月23日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演作「サムライマラソン」の公開記念舞台挨拶に登壇し、「日本人ならではの美しさ、和の心を感じてもらえれば」とアピールした。
幕末を舞台にした作品にちなみ、「平成が終わるまでに、やりたいことは?」と問われた佐藤は、「信じられないくらい、やりきっている」と充実した俳優人生に誇らしげ。「平成のうちは難しいですけど、オーロラは見てみたいですね。それにスカイダイビング。宇宙にも行きたい」と実現したい夢も語り、瞳を輝かせた。
日本のマラソンの発祥と言われる史実「安政遠足(あんせいとおあし)」を題材にした土橋章宏氏の小説「幕末まらそん侍」を映画化。藩士を鍛える“遠足”に参加した安中藩士の唐沢甚内(佐藤)が、藩取り潰しの計画を阻止しようと奔走する。2月22日に全国208スクリーンで封切り。舞台挨拶には佐藤に加えて、共演する小松菜奈、森山未來、染谷将太、青木崇高、小関裕太、竹中直人、バーナード・ローズ監督が登壇した。
佐藤は「今まで経験したなかで、一番スリリングな現場。フリースタイルで、相手の動きもセリフも決めずに芝居が始まるので、役柄への理解がないと成立しない」と回想。「監督のむちゃぶりを否定的に捉えるのではなく、とことん楽しんでやろうと思える役者と芝居ができてうれしい」と語った。
一方、イギリス出身のローズ監督は「大好きな黒澤明監督が手がけた時代劇を、現代風のアプローチで捉えた」といい、「皆さんがよく知る時代劇とは、味付けが違うかもしれないが、日本で映画を撮影するのは、最高の体験だった」と感無量の面持ち。「俳優の皆さんには、自分なりの役柄の理解を表現してほしかったし、本当に最高だった」と日本映画界が誇る豪華キャスト陣に感謝を示した。
(C)“SAMURAI MARATHON 1855”FILM Partners
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