GACKT、伊勢谷友介とのキスシーン自ら提案「どうしてもチューしたかった」
2019年2月22日 20:00
[映画.com ニュース] 魔夜峰央氏のリバイバルヒット漫画を実写映画化した「翔んで埼玉」が2月22日、全国320スクリーンで封切られ、ダブル主演の二階堂ふみとGACKT、共演する伊勢谷友介、京本政樹、武内英樹監督が、東京・有楽町の丸の内TOEIで行われた初日舞台挨拶に登壇した。
埼玉県が東京都からひどい迫害を受けるなか、都知事の息子で、エリート高校の生徒会長を務める壇ノ浦百美(二階堂)は、アメリカ帰りで容姿端麗な転校生・麻実麗(GACKT)と出会い、淡い恋心を抱く。しかし、麗はひそかに“埼玉解放”を目指す埼玉県民だった。県境に引き裂かれた2人の愛の逃避行は、千葉県を巻き込む関東圏3位争いに発展する。
この日は金屏風を前に、登壇者全員が紋付き袴に身を包み、映画の“出陣”をお祝い。本作で初めて、少年を演じた二階堂は「プロモーションもパンツスタイルでしたし、今日は紋付き袴が着たいなと提案させていただいた。いかがでしょう?」と挨拶し、「性別も年齢も超越した力強い世界観。男の子という部分は、あまりこだわらなかった」と振り返った。
二階堂とともに、精力的にプロモーションをこなしたGACKTは「テレビに出るのは、1年で5本までと決めていた。今回は5年分くらい出たから、しばらく(テレビ出演は)休みたい」と思わず本音。ファンからブーイングが起こると、「えーって言うな! 早く帰りたい」と照れ笑いを浮かべた。
劇中では、GACKTと伊勢谷の濃密キスシーンも話題を集めており、武内監督が「あれはGACKTさんの提案だった」と明かすと、当のGACKTは「それは言わない約束(笑)。公私混同と言われそうですが、どうしても伊勢谷さんとチューしたかった」と笑いを誘った。一方、伊勢谷は「もともとなかったシーンなので、びっくりしました」と告白。二階堂は「まさか、あそこまで本格的なキスシーンだとは……。すごい役者魂だと思った」と驚いていた。