エリザベス・バンクス、キム・リゲットの新刊「The Grace Year」映画化でメガホン
2019年2月17日 14:00

[映画.com ニュース] 米歌手・作家キム・リゲットの新刊「The Grace Year(原題)」の映画化権を、米ユニバーサル・ピクチャーズが獲得した。米Deadlineによれば、女優・監督のエリザベス・バンクスがメガホンをとり、夫マックス・ハンデルマンとプロデュースする。
今秋出版されるYA小説「The Grace Year(原題)」は、16歳になった少女たちは心身清らかな妻となるため、性的魅力を消し従順な女性になるよう故郷から隔離されるが、主人公ティアニーは一部の少女たちがその後に商品として男たちに売買されることを知り、このシステムに反旗を翻すという物語のようだ。マーガレット・アトウッド著「侍女の物語」やナオミ・オルダーマン著「パワー」と比較され各国から注目を浴びている新刊で、すでにフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ロシア、ハンガリーなどで翻訳出版が予定されている。
バンクスは、長編初メガホンをとった「ピッチ・パーフェクト2」が大ヒットを記録。11月1日全米公開予定の米ソニー・ピクチャーズのリブート版「チャーリーズ・エンジェル」では、監督・製作・共同脚本を務めているほか出演も兼ねている。またユニバーサル製作の2本、ロバート・マンチのベストセラー絵本「紙ぶくろの王女さま」の映画化企画と、ヤングアダルト小説の映画化「レッド・クイーン(原題)」でもメガホンをとることが決定している。
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