神木隆之介は“KSK” DAIGO&北川景子夫妻が“半端ない演技力”に脱帽
2019年2月15日 19:00
[映画.com ニュース] 百田尚樹氏の小説を映画化した「フォルトゥナの瞳」が2月15日、301スクリーンで公開初日を迎え、主演の神木隆之介をはじめ共演の有村架純、志尊淳、DAIGO、斉藤由貴、時任三郎、メガホンをとった三木孝浩監督が東京・TOHOシネマズ日比谷での舞台挨拶に出席した。
死期が近づく人間の姿が透けて見える主人公に扮した神木。初めて恋人役で共演した有村とのデートシーンは、ほとんどアドリブだったそうで「脚本には『デートする』としか書いていなくて。何を話したら良いかわからなかった」といい、「車の博物館で、僕が説明している描写は10回以上撮ったんですよ。急いで車のことを調べたんですが、撮影4回目くらいでネタが尽きて、同じことばかりしゃべっていた(笑)」と振り返る。有村も「最終的には、車を『でかいね』『長いね』『光ってるね』と言っていた」と笑っていた。
さらに有村は、これまでも多く共演している神木の“男らしさ”を垣間見たことを告白。「劇中でつなぎを着ているんです」といい、「その姿で真剣に作業している様子は、役を通して見ると、背中が違った。たくましいんですよ! つなぎが単純に似合うし、今までは学生服姿をたくさん見ていたので、そのギャップもあった」と明かす。これには神木も「鍛えていたんですよ。つなぎが似合うように」と嬉しそうで、「でも、もう(トレーニングに)行ってないから、あの日には戻れない……。強化神木だったけど、今は弱化神木」と述べていた。
また、有村ら共演陣が見た「神木が持つ特殊能力」をフリップで発表することに。DAIGOは「KSK」と書き、「『結婚してください』。僕のプロポーズ時の言葉ではなく、“苦しむ芝居が神”」と説明。「苦しみ方が半端ない」と続け、「この映画をうちの奥さん(北川景子)と見た後に、2人で『隆(神木の愛称)の苦しむ芝居を勉強しよう』となって。家でずっと苦しんでいるんですよ。洗濯物を干している時に、奥さんがいきなり『ウッ!』ってなって、僕が『大丈夫か!』って」とお茶目な夫婦生活を語っていた。
有村も「SODFSDN」とアルファベットを羅列。「DAI語です。“初対面でも恐れることなく誰とでもフレンドリーに接することができる能力”」と明かすと、本家のDAIGOは「大作。本家超え、された」と顔面蒼白だ。なおも有村は「なんでできるんですか? どういう心持ちでいるんですか、人に対して」と質問をぶつけ、神木は「平和にいこうぜ、という。平和が一番。人が好きなのか? そうねえ。楽しいのが好きで、楽しくやればいいじゃんと思う」と、こともなげに答えていた。
その後も、登壇陣からべた褒めの嵐を受けた神木。「普段褒められることないので嬉しい」と笑顔を見せ、「撮影中はそれこそ、真剣なシーンの本番直前まで、僕がふざけていたりとか……。もう25歳なのか、まだ25歳なのかわからないですが、先輩や仲間、スタッフさん、皆さんがすごく許してくれていたので、僕自身も楽しむことができた。皆さんに感謝しています」と万感の思いを込めていた。