戸田恵梨香&大原櫻子、共演した子どもたちと再会し感涙「子ども守りたいと初めて実感した」

2019年2月4日 21:34

「疎開保育園」の実話を映画化
「疎開保育園」の実話を映画化

[映画.com ニュース]戸田恵梨香大原櫻子がダブル主演を飾った映画「あの日のオルガン」のプレミア上映会が2月4日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、戸田と大原をはじめ共演の佐久間由衣三浦透子堀田真由、メガホンをとった平松恵美子監督が舞台挨拶に出席した。

第2次世界大戦末期、東京都品川区戸越の保母たちが幼い園児たちと集団で疎開し、東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話を映画化。キャスト陣は保育所での実習を経験したほか、現場では数10人の子役たちの面倒を見るなど、本物の保母のように奮闘したそうで、保母たちのリーダー・板倉楓役の戸田は「子どもたちが元気をくれる存在で、本当の保育園のようで、みんなが保母さんになっていた。すごく豊かな環境で過ごせていました」と晴れやかな表情で振り返った。

さらに「撮影に入る前は、私がみんなのリーダーに見えるのか不安でした。みんなと年が離れていないと思ったから……。だけど、聞いたらみんな20代前半で、ものすごく衝撃を受けた。年齢的に全然リーダーだし、大丈夫と思った」と苦笑い。天真爛漫で音楽が好きな野々宮光枝役の大原も、「童顔と言われるので、保母さん役は不安だった」そうだが、「常に子どもたちと遊んでいましたし、オルガンがあったら勝手に演奏したり、子どもたちと歌ったりしていたので、大変なこともありましたが、とても楽しく演じられました」と充実の面持ちだ。

撮影には個性豊かな子役たちが多数参加していたそうで、堀田は「ある子どもに『いま、泣きたいから話しかけないで』と言われちゃいました(笑)。もう、ちっちゃい役者ですよ」と愉快げに語る。これに戸田は「“やっちゃん”だよね? 言いそう(笑)。私には、『素直にやったら、泣けた!』って。やっちゃんは本当にすごいですよ、大人びていて、女優です」と明かし、大原も「やっちゃんの話でいうと、京都での撮影はすごく寒かったんですが、やっちゃんは、ずっと衣装の薄着のまま歩いているんです。『寒いから、服を着な』と言たら、『いい! あのね、女優はね、寒いときにもこういう服で歩くの』。もう大女優」と大笑いだった。

そうした日々のなか、身も心も保母として奮闘したキャスト陣。壇上には、劇中の子どもたちに扮した6人の子役がサプライズ登場した。例の“やっちゃん”の姿もあり、子どもたちの成長ぶりに、一同は瞳に涙を受けべながら花束を受け取る。大原は「この映画を見終わると、この子どもたちを守っていかなきゃなと思う」といい、戸田も「戦争の実体験をリアルに聞けるのは、私たちが最後の世代かもしれない。戦争とは、どれだけのことだったのか。それを伝えられるのが今回の作品。私たちだけでなく、若い皆さんにも伝わったらと思います」と真摯に願いを込めていた。

あの日のオルガン」は、2月22日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。

(映画.com速報)

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