実写「がっこうぐらし!」への反発は当然!? 映画版・アニメ版スタッフが胸中告白
2019年1月21日 18:00
[映画.com ニュース] 人気コミックを実写映画化する「がっこうぐらし!」のスタッフらのインタビューや撮影の模様を収めた“プロジェクトPV”が公開された。
本作は、「まんがタイムきららフォワード」で連載中の海法紀光氏(ニトロプラス)と千葉サドル氏による同名漫画が原作。「学園生活部」を結成し、学校で共同生活を送る女子高生4人の日常と、“かれら”に支配された絶望的な世界での生き残りをかけたサバイバルホラーを混在させた内容が衝撃を与え、テレビアニメも人気を集めた。映画版ではオーディション番組で誕生した「ラストアイドル」のメンバーである阿部菜々実、長月翠、間島和奏、清原梨央が主要キャラクターに扮している。
“プロジェクトPV”は、映画版・アニメ版の映像、スタッフらのインタビューから構成されている。実写版プロデューサーの山口敏功は、原作の世界観にひかれたといい、実写化にあたっては「難しい面はあるなと思いました。ほぼ反発だろうな、当然のことながら」と、批判の声を覚悟しながらも本作を作り上げた意気込みを語る。
アニメ版監督の安藤正臣は、実写化を聞いた際の驚きを「本気か!?」と振り返りつつ、「実写にしたときには、独特の見方ができる作品になっているんじゃないかな。『がっこうぐらし!』の決定版になるような。これはすごいことになるぞ」と興奮した様子。実写ならではのリアルな女子高生たちを描くことに対し「原作やアニメよりも“普遍的な作品”になりそう」と期待を込めた。
実写版でメガホンをとった柴田一成監督は「あのかわいいキャラが実写のリアルな生々しい人で演じられても、そんなの見たくないっていうのは当たり前の反応です」と、SNS上に上がる原作ファンからの声にも理解を示し、「絶対にコスプレものにしない。原作愛っていうものをものすごく大事にしてきた」と真摯に作品に向き合った覚悟を明かす。最後には「どういう風に実写に置き換えたら一番いいものになるか考えながら撮ったので、ぜひ確認してもらいたい」と手応えをにじませた。
「がっこうぐらし!」は、1月25日から全国公開。
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