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伝説の傑作小説よ、さらば――斎藤工主演「麻雀放浪記2020」予測不能の特報完成!

2019年1月18日 06:00

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1945年と2020年、2つの“戦後日本”を描出
1945年と2020年、2つの“戦後日本”を描出
(C)2019「麻雀放浪記2020」製作委員会

[映画.com ニュース] 俳優・斎藤工白石和彌監督がタッグを組む映画「麻雀放浪記2020」の特報映像が、このほどお披露目された。1945年と2020年、2つの“戦後日本”を描出し、劇中のキーとなる要素がふんだんに盛り込まれた内容になっている。

阿佐田哲也氏の累計発行部数250万部を超えるベストセラー小説「麻雀放浪記」を原案とした本作は、新たな世界大戦が勃発し、東京オリンピックが中止になった2020年が舞台。1945年の戦後からタイムスリップしてきた坊や哲(斎藤)は驚きの世界を目の当たりにし、思わぬ状況で立ちはだかるゲーム“麻雀”で死闘を繰り広げる。

お披露目された特報は、焼け野原となった東京を彷徨う“坊や哲”の後ろ姿からスタート。その行く先にあるのは、麻雀クラブ「OXCL(オックス・クラブ)」の看板だ。タバコの煙がたちこめるなか、アウトローたちが博打に命を賭けている様子が克明に描かれるが、「伝説の傑作小説よ、さらば。」という高らかな宣言とともに、舞台はモノクロ映像の1945年から2020年へと移り変わる。続けて、サブリミナル的に映し出されるのは、予想を上回る東京の光景だ。

煌々とした光に包まれる謎の闘技場、朽ち果てた2020年東京五輪のポスター、核爆発、死亡事件を報じる新聞記事、未来的な研究所、覚醒するアンドロイドの眼、慟哭する坊や哲――原作は勿論のこと、イラストレーターの和田誠が初監督した映画「麻雀放浪記」からは想像もつかない世界が活写される。第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の授賞式では、「この新作、僕は大まじめに作った大傑作だと思うが、問題がありすぎて公開が危ぶまれている。気が気でない」と胸中を吐露した白石監督。映像の最後に挿入される「これでいいのか、ニッポン」というメッセージが期待感をあおっている。

麻雀放浪記2020」は、4月5日から全国で公開。

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