ビスコンティ「山猫」修復版を35ミリ&デジタルで上映 日本で最後の劇場公開
2019年1月16日 12:00

[映画.com ニュース]イタリアの巨匠ルキノ・ビスコンティの代表作で、第16回カンヌ国際映画祭で最高賞に輝いた「山猫」4K修復版が、3月17日から35ミリプリントとデジタルで同時上映されることが決定した。日本での契約満了により、「山猫」が劇場のスクリーンで見られる最後の機会となる。
イタリア有数の名門貴族の生まれであるビスコンティは、貴族文化の洗練をまとい、音楽、美術、文学の造詣が深い映画史の中でも唯一無二の存在。本作はイタリア王国誕生の夜明け、ビスコンティの分身とも言える、シチリアを統治するサリーナ侯爵の滅びゆく美学を描いたドラマ。アラン・ドロンをはじめ、バート・ランカスター、クラウディア・カルディナーレら豪華キャストが出演、撮影に36日間をかけたといわれる大舞踏会シーンなど、映画史に残る一大巨編だ。
このほど上映されるのは2010年、マーティン・スコセッシ設立のフィルムファンデーションとGUCCIの資金提供により1万2000時間をかけて復元された4K版。35ミリプリントとデジタルの両方で上映する初の試みだ。
統一戦争に揺れる1860年のイタリア。シチリア島を長年に渡って統治してきた名門サリーナ侯爵家にも革命の波が押し寄せる。貴族社会の終焉を感じながらも優雅な暮らしを続ける公爵は一家を連れて避暑地へと向かうが、革命軍の闘士となった公爵の甥タンクレディが、新興ブルジョワジーの娘アンジェリカと恋に落ちる。
「山猫」4K修復版は、3月17日から東京都写真美術館ホールほか全国順次公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

“タイムリープ映画”好きは1000%ハマる“絶品”
【映画ファンのスイートスポットど真ん中】「時をかける少女」「BTTF」好きはとにかく観て!!
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

辛口批評サイト98%超高評価!
これスゴイ…「ジョン・ウィック」×「ビーキーパー」×「M:I」×おばあちゃん!?!?!?
提供:パルコ

か「」く「」し「」ご「」と「
【予想を突き抜けた”編集部員No.1”】観たらまさかの超良作!! 純度100%の切なさに感情崩壊
提供:松竹