大沢たかお主演×入江悠監督「AI 崩壊」撮影快調!北島プロデューサー「日本から世界へ」
2019年1月9日 20:00

[映画.com ニュース] 入江悠監督の最新作で大沢たかおが主演するオリジナル作品「AI 崩壊」の撮影が、順調に進んでいる。興行収入24億円を超える大ヒットとなった「22年目の告白 私が殺人犯です」のスタッフが再結集する今作で、企画・プロデュースを務める北島直明氏に話を聞いた。
「22年目の告白 私が殺人犯です」の入江監督と北島プロデューサーが再びタッグを組む今作は、入江監督の完全オリジナル脚本となる意欲作。2030年の日本を舞台に医療、金融、交通、セキュリティなど、AIが国民の生活を支えるインフラとして欠かせない存在となっている社会で、信頼していたAIが暴走を始め、日本中を巻き込む大惨事が発生するというストーリーだ。主演の大沢が画期的なAIを開発する天才科学者・桐生浩介を演じるほか、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和ら豪華キャストが顔を揃えている。
「ちはやふる」3部作(小泉徳宏監督)、「50回目のファーストキス」(福田雄一監督)、「藁の楯 わらのたて」(三池崇史監督)など、意欲作を数多く手がけてきた北島氏は、「まだちょっと固まっていない感じはしますね」と撮影現場を見回しながら明かす。というのも、「今回はオリジナルですから、すがるもの、見えているものが何もないんですよね。これまでは原作というものが存在していたこともあって、イメージ共有がしやすかった。今回はそれがないから、『このシーンでこういうお芝居をするんだとしたら、後半はこうなってくるよね』という話を監督とよくしています」と充実した面持ちを浮かべる。
主演の大沢をはじめ、キャスト陣からもアイデアの共有があるそうで「大沢さんがおっしゃっていましたが、原作が存在する作品って『原作がこうだから仕方ないよね』ってなりますが、今作はそういうことがない。キャストの皆さんから『ここってこうやるともっと面白くなりませんか?』という意見が自由に出てくる。本当に、俳優部ですよね。ひとりのスタッフとして作品に参加してくださっているのを感じます」と語る。それだけに、入江監督とのコミュニケーションは欠かさない。「監督と僕の頭の中にイメージはあるんですが、もしかしたらちょっとずれていることがあるかもしれない。だからその都度、確認です。イメージのすり合わせという作業は面白いですね」。

今作の構想は2年以上も前からあったそうだが、とりわけ「『22年目の告白』は韓国の映画を日本版として再構築していきましたが、その逆をやりたいという思いがありました。日本だけではなく世界を視野にしよう、この映画が世界でリメイクされるように考えようと。AIって、ハリウッドでは古典的ともいえる題材ですよね。ただ、海外がAIを題材にするとき、基本的に人間対AI。そうではなくて、日本らしく、AIを取り扱う側にフィーチャーする。世界中にあるSFといわれているAIムービーには、実はかつてこういう事件が起きて、そこからAIが加速度的に発展して新未来を迎えることになるんだ、全てのSF映画の前日譚になるような映画にしたいという気持ちで臨んでいます」と強い意欲をのぞかせる。大沢に対しても全幅の信頼を寄せ、「企画の前段階のときですが、僕が仕事でロスへ行った際、南カリフォルニア大学のAI研究チームのところへ勉強しに行ったんです。大沢さんはものすごく勉強家で、AIにも興味を持たれていたし、入江監督の作品にも関心があるようでした。それで『次は入江組でAIを題材にした作品をやろうと思うんです』と相談して、オファーを快諾していただきました」と出演に至るまでの経緯を説明した。
1月14~16日には愛知県名古屋市で大規模なロケを敢行する予定。北島氏はエキストラの重要性を「生きている画を撮るには、背景こそ大事。エキストラさんの力が圧倒的に必要なんです。映画の中のすごく大事な要素のひとつなので、多くの方にご参加いただきたいんです」と力説する。街中でパニックになる男女200人(18歳以上70歳以下が対象)を募り、通行人だけでなく自家用車に乗ったままロケ現場に来場可能な参加者の参加を求めている。参加を希望する場合は、https://ws.formzu.net/dist/S96420208/まで。映画は、2020年に全国で公開。
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