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P・ジャクソンの新ミューズ!「モータル・エンジン」ヘラ・ヒルマーの“完璧な”存在感を活写

2019年1月7日 05:00

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主人公ヘスターを演じたヒルマー
主人公ヘスターを演じたヒルマー
(C)Universal Pictures

[映画.com ニュース]「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで知られるピーター・ジャクソンが製作・脚本を務めた映画「移動都市 モータル・エンジン」の新たな場面写真、メイキングカットが公開された。ジャクソンが主人公に抜てきした新鋭女優ヘラ・ヒルマーにフォーカスを当てている。

2001年に発表された英作家フィリップ・リーブ氏のデビュー小説「移動都市」が原作。文明を荒廃させた最終戦争から数百年後、人々は地上を這う移動型都市に住み、ほかの都市を食うことによって資源と奴隷を補充しながら生活していた。ある目的を果たすため巨大な移動都市”ロンドン”に潜入した少女ヘスター(ヒルマー)は、孤児の青年トム(ロバート・シーハン)と出会い、街の強欲な主導者と、地上での生活に戻ろうとする人々との壮絶な闘いに身を投じていく。

メイキングカット
メイキングカット

巨大都市ロンドンへ抗う若者たちの冒険物語――ジャクソンは、本作にフレッシュなキャスト陣を起用することを望んだようだ。「若いキャラクターがストーリーをけん引する作品では、知名度が高くない俳優がこういった普通の人間を演じた方がいいんだ。新鮮かつすばらしいキャストたちは、映画のキャラクターとうまく混じって、世界観と合致する。彼らは本当に映画の中に生きているんだよ」と自身の見解を述べる。そんなジャクソンに“新たなミューズ”として選ばれたヒルマーは、映画「アンナ・カレーニナ」「殺意の誓約」やドラマ「ダ・ヴィンチと禁断の謎」などに出演している。

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ヘスターの内面に秘められた複雑なヒューマン・ストーリーを演じ切れるキャストを徹底的に見つけ出すため、世界規模のキャスティングを実施したジャクソン。彼女が持つ強さ、脆弱さ、謎、脅威、怒り、傷ついた魂といった様々な要素を表現できる唯一の女優を探すなか、強烈な印象を残したのがヒルマーだったようだ。メガホンをとったクリスチャン・リバース監督は「彼女はとにかく完璧だった。まだ知名度はそれほど高くなかったし、魅惑的で美しくて儚さがある。顔に傷を付ければヘスターそのものだと確信したよ」とオーディション時の様子を振り返っている。

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公開された場面写真では、スカーフで半分顔を隠しながらも、その力強い眼差しに復讐への決意を感じとることができる。ヒルマーは自身の役どころについて「ヘスターはあらゆる面でカッコよくて説得力のあるキャラクター。彼女が持つ激しさや悪びれない態度が好きなの。彼女には何か欠けているものがあって、それをずっと探し求めている。正当な怒りを抱えている女性で、愛する人のために悪に制裁を加えるためなら全てを失ってもいいと思っているの」と語り、プレミア上映の際には「ピーター・ジャクソンやクリスチャン監督と一緒の最高のチームで、素晴らしい世界を作ることができたわ!」と興奮気味にコメントしている。

移動都市 モータル・エンジン」は、3月1日から全国で公開。

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